秩父鉄道、ノスタルジー_1979年4月 | 吉田の写真日記_鉄道旅行/小世界放浪

吉田の写真日記_鉄道旅行/小世界放浪

******************


昔の写真を見ていたら懐かしさ限りなく
UPさせていただきます。
 
中高年も後半に入りかけ、でも
忙しさ等現実の柵から逃れる術なく、
ノスタルジーに浸っているわけ
にもいかないのですが、暫し思い出に・・・
 
秩父鉄道に訪れたのは中学生の
頃だったでしょうか。
早朝、近くの駅から電車に乗って
遥々と向かったようです。
 

常磐線の最寄り駅より旅立つ。
時計は4時37分を指している。
1979.4.4 北小金
 
舞台はお花畑に飛びます。
未だデジカメなどない頃、
(もしあれば夢ですね、想像すら
 できない時代でした)
今なら道中ばちばち写真を撮り
ますが貴重なフィルムを現場に着く
まで温存していたことが良く察せ
られます。
 

登山風の人も電車を待つ。
1979.4.4 秩父鉄道 お花畑
 
まず最初は影森駅で下車しました。
恐らく貨物の拠点ということでこの
駅で下車したのでしょう。
 

影森駅で待機中のデキ104
1979.4.4 影森
 
季節は桜。秩父の山間に所々、
彩を添えます。
 

桜と100形
1979.4.4 影森 - 浦山口
 
主力車両は100形でした。
前面三枚窓の顔、運転席は中央で
真ん中の窓が大きく、一つ目小僧
の風貌です。
 

恐らくぽっかり陽気だったのだろう。
桜の木の下で。
 
上の写真、右側の線路は秩父セメント
の鉱業所に伸びる専用線路だと
思われます。
 
100形が闊歩する一方で、
オリジナルの300系、500系も
健在でした。
300系は急行「秩父路」に使われ
ました。双方とも丸顔ながら湘南系の
風貌を備えてました。
前照灯2つが500系、
前照灯1つが300系です。
 

木立の中を行く500系
 
一旦影森駅に戻り、電車に乗って
奥に進みます。
 

ひっそりと佇む影森駅 駅舎
1979.4.4 影森
 

三峰口行き100形が到着
 
交換の為か、暫し停車中です。
 


停車中100形
 
次は恐らく浦山口で下りたと
思われます。
鉄橋を見上げる場所で撮ってますが、
恐らく浦山川橋梁かと思います。
 

橋梁を渡る100形
1979.4.4 浦山口 - 武州中川
 

500系
 

秩父の山間を横切る電車の姿。
 
再び電車に乗り、武州日野で
下車してます。
 

100形を下車
1979.4.4 武州日野
 

下り(三峰口方面)線がホーム右側
にレイアウトされている。
 

桜咲き誇る駅前の様子
 
記憶が定かでないのですが、
この後、秩父路をのんびりと
長い距離歩いたような
気がします。
 

1979.4.4 浦山口 - 武州中川(推定)
 
再び電車に乗り、白久駅で
下車しています。
 

ちょっと地味な雰囲気の白久駅
1979.4.4 白久
 

弧を描いたカーブは少し魅力
羽生行100形が到着
 
終点の三峰口までは行かず、
最後の目的地、上長瀞へと
戻る形で足を延ばしました。
 

荒川の流れ最寄りの駅で下車。
訪れる人も多い
1979.4.4 上長瀞
 

古い待合室に駅舎、独特のホームを
後にする100形
 

細長の駅舎。
駅前には桜が咲く
 
さて、何といっても荒川橋梁。
実物を見て、感動したのでしょう。
暗くなる頃まで、この場所で粘ってます。
 

荒川橋梁を渡るデキ101
1979.4.4 上長瀞 - 親鼻
 

乗ってみたい気持ちそそられる
ヨ10形緩急車、ヨ19
 

穏やかな荒川の流れ
100形3連
 

貨物列車の頻度も多い
 

500系4連
 

上り貨物 デキ300形
 
こは長瀞、電車に貨物、
荒川の流れる音を聞きながら
時が経つのも忘れ佇ずんでました。
先ほど順光だった太陽光も、
逆光に。鉄橋を渡る列車が
シルエットになります。
 

上り貨物 
 

東武線電車も乗り入れる
 
東武8000系で非冷房車です。
6連収まり切れずです・・・
 

100形が元気に渡る
 

デキ107牽引の上り貨物
 
この貨物、ホッパ車だけでなく
タンク車や有蓋車も連結
されています。
長瀞を満喫し、駅に戻ります。
 

桜咲くガード下
 

上長瀞を通過する石灰石満載の
デキ502牽引貨物
1979.4.4 上長瀞
 

上り熊谷行100形が到着
 

夕刻、淡く浮かぶ桜の花、
流れる100形のテール
 

急行「秩父路」300系テールも
流れる
 

デキ103牽引下り貨物が通過
 
夕刻の光なので、露出が厳しくなり
車両が流れるようになりました。
 
これは不思議、
デキ302+デキ1+ED38 1 
 
デキ1形→デキ4と
ED38 1は、パンタを下げ無動力
回送のようでしたが、本線上
で見れた姿は、3重連の幻と
映りました。
皆の駅で停車中の姿も追ってます。
 

反対ホームに停車中の
デキ302+デキ1形4+ED38 1 
1979.4.4 皆野
 
無動力ながら、本線上を走る姿が
見れて良かった。
 
早朝4時より始まったちょっとした
冒険もこれでお終い。
西武秩父から西武電車に乗って都心を
経由して家に戻ります。
 


未だ真新しい感じの西武秩父駅。
旧101系に乗って帰ったと
思われます。
1979.4.4 西武秩父
 
終わり