伊豆箱根鉄道駿河線放浪記2('12.4) | 吉田の写真日記_鉄道旅行/小世界放浪

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1100系の貸切運転のあった1週間後の2012年2月17日、再び駿豆線を放浪しました。初めて訪れて気になったところも含めてもう一度アプローチ、いわば当たりをつけた上での放浪です。

 


2012/3/17-18の放浪図。今回は三島広小路近くのビジネスホテルに前泊。翌朝の始発電車に乗り大場で下車。富士山の見える撮影地に出没。その後は広小路で鰻を食べたりして、午後遅くに韮山付近を放浪しているうちに夕暮れとなる。


2012年3月17日夜、三島入りして直ぐ三島広小路のホームに佇みました。

 

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一線一面の小さな駅です。改札口に下りる階段が魅力的なことを前回昼間つかんだのですが、この駅は繁華街至近の駅なので夜の表情を見たいと思いました。

 

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写真4

 

写真5

 

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先週は貸切運用だった1100系は、この週末は定期運用に入り三島-修善寺を普段どおり闊歩するので、頻度高く見ることができます。先日と同じく、ありがとうのヘッドマークが掲げられています。

 

翌朝未明、ホテルを出て三島駅まで歩き駿豆線始発に乗り込みます。1100系下り始発(1レ)の運用から一日が始まります。

 

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三島駅8番ホームで発車を待つ1100系。JR在来線、新幹線に継ぐ7~9番を伊豆箱根鉄道が使用。

 

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背後のJRホームにサンライズが通過。暗闇の中、夜行が通り過ぎるような早い時間帯。

 

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運転手が乗り込み間もなく発車する。

 

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写真13

漸く夜が空け、空が色づき始めた頃に駅に下り立つ。

 

ちょうど夜明け前の空に、その雪を被った姿が鮮やかに浮かび上がり、ああと感情を染められてはいたのですが、駿豆線に来たからには、富士山の麓を彷徨いたいと思うのでした。
週末快晴の予報に急遽旅程を組み入れた次第です。

 


富士を仰ぐ大場-三島二日町間の撮影地。線路沿いを歩き大場の車庫を横目に車道を道なりに進む。北沢を右折。踏み切りのある辺りが人気の場所。この日は敢えて踏切ではなく、全体を見下ろす形で、丘のお墓付近に佇む。(矢印の元あたり) 数字は写真番号を示します。ここをクリックするとGiigleMAPに飛びます。

 

写真14
線路周辺に日が差して、富士を背後に凛々しく進む3000系。陽は未だ高くなく、電車に長い影ができている。

 

写真15
そろそろ1100系が通過する時刻が近づき、踏切周辺にファンが集まる。そんな中、露払い的な役割の1300系が通過。

 


写真16
快晴の富士をバックに定期運用に就く1100系。歓喜の声が聞こえてくるよう。

 


写真17
1100系も過ぎ、見送っていた人々もどこか他の場所に移動。静かさのなか7000系が通り過ぎる。


ここで私も、休憩タイムとします。大場駅に戻り、三島広小路に行きました。

 

写真18
三島広小路-三島間の路地裏の踏切にて。

 

鰻のお店を2件ほどはしごしました。確か、高田屋とうなよしとか言うお店だったと思います。
車でないのでお酒も飲みました。お酒を入れて各3000円位でしたが、今はもっと高くなっていることでしょう。

 

写真19
三島広小路の駅前踏切を行く1100系。


昼間から飲んでしまったこともあり、新たな場所の開拓ではなく、安全な放浪をということで、先ほどの大場-三島二日町間の場所にもう一度行きました。あれだけ富士の綺麗に見晴らせる場所、何か立ち去り難い気持ちもあったようです。

 


写真20
JR185系「踊り子」も駿豆線に乗り入れる。陽は西方に向きを変えたため、踏み切りの左側からの光の当たり具合が良いようで、皆、踏み切りの左側でカメラを構える。右側には誰も居ない。

 

写真21
再び1100系が通過。定期運用で三島修善寺間をピストン往復しているので、遭遇するチャンスは高い。

 

昼食にかなり時間を割いたこともあって、夕暮れが近くなりました。あと一箇所だけ、新規の放浪をすべく大場から修善寺行きの電車に乗り込みました。

 


今回最後の放浪地、韮山-伊豆長岡。富士を入れてのアングルは難しいが、冬枯れの畑の向こうを行く電車が綺麗に見渡せるよい場所です。冬晴の一日、冷たい西風を受けながらの放浪となりました。ここをクリックするとGoogleMAPに飛びます。

 


写真22
この一帯、冬枯れの畑が広がり放浪には気持ちのよい場所。広角で漸く富士と電車を捉える。

 

写真23
1100系が通過。元気なモーター音はもう直ぐ引退するとは思えないものだった。

 

写真24
3000系をサイドから眺める。

 

写真25
1300が行過ぎる。大分日が傾きもう直ぐ日没。

 

写真26
1100が通る直前で日没に。サイドに光が当たることなく、夕暮れ後のほの暗さの中を行く電車を見送る。


今回の放浪はこれにて終了。1100系のイベントは4月の週末にも企画されていて、それが本当の引退イベントとなる模様。暖かくなってから、お花見もかねての再訪を、胸に抱くのでした。

 

撮影日:2012年2月17日、18日