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今回は約3年前の旅の記録から。
当時まだ存在していた乗継割引の制度を活用して、静岡から東京・新宿まで風変わりな帰り方をしてみました。
2022.6.9(木)乗車
東海道RUNを敢行した帰り道、実は手元に中央高速バスの割引回数券の「トクわりきっぷ」が1券片余っていたので、こちらを活用して山梨・甲府経由で静岡県の掛川から東京まで帰る事にしました。
静岡から山梨へ向かう定番のルートといえば、JR身延線があります。特急電車も走っていますので今回はそちらを利用します。
また当時はまだJRの新幹線と特急列車を乗り継ぐ事で、在来線の特急料金が半額になる「乗継割引」制度が残っていましたので、こちらもしっかり活用させていただきました。

こだま718号
掛川(12:38)→静岡(12:52)
10分弱の乗車で県都静岡駅に到着。わずかな時間でもこだま号は車内は空いていましたので、静岡限定の「静岡麦酒」を嗜んでいきます。
続いては身延線全線乗車に挑みます。
静岡駅では50分ほどの乗り継ぎ時間がありましたので、駅近くのスーパーマーケットでアルコールとおつまみを補給して静岡駅に戻ります。
乗継割引の制度を活用して、半額になった自由席特急券。平日の日中という事で乗り継ぐ特急ふじかわもだいぶ空いていて、難なく1人で2席利用が叶いました。
ふじかわ7号
列車の名前の通り、富士川と上流の山梨県側では名前が変わり笛吹川と釜無川に沿うかたちで甲府を目指します。
途中の富士駅までは駿河湾を、身延線に入ればところどころ富士川の悠久な流れと海と川を両方眺める事ができるのが、この特急ふじかわの魅力でもあります。
将来的にライバルになるであろう中部横断自動車道がオーバークロスしていきます。
単線区間が続く同線で、行き違い等で遅れが生じるか心配しましたが定刻通りに甲府駅到着。
駅名標がオレンジのラインの甲府駅の看板は見慣れない存在です。
学生の帰宅時間とは関係なく、ここで1時間ほどのインターバルを設けた後、中央高速バスでバスタ新宿を目指します。
甲府駅(17:00)→バスタ新宿(19:10)
中央高速バス 甲府線1532便
ここからはお馴染みの富士急バスにて一気に東京まで目指します。トクわりきっぷを事前にweb購入していたおかげで2,000円かからずに移動できます。
車両自体はオーソドックスな4列シートタイプ。電源コンセントがない古いタイプの車両だったのが残念です。
夕闇迫る中央道をひた走り、こちらも目立った渋滞など無くバスタ新宿の降車場には5分ほどの早着にて旅は終了となりました。
ひょんな事から海から山へ分け入る事になり、身延線に初乗車する事になったのは収穫の旅でした。
車窓の変化があるのもまた楽しい。機会があればいずれまた身延線の旅を楽しみたいものです。