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その出会いはまさに突然でした。

2024.4.13(土)撮影


2024年4月、京都駅を訪れた際に、北陸・敦賀方面への特急電車等が発車するホームが賑やかになっていました。


ただ昨今増加している海外からのインバウンド旅行客で埋め尽くされているという事ではなく、静けさはあるのですがホームに佇む皆がソワソワしている様な雰囲気。

行先電光板を観て納得。

JR西日本のクルーズトレイン、豪華寝台列車のトワイライト瑞風がこの京都駅にやって来るのです。

列車は10:10過ぎに静かに入線。
深緑の車体は丁寧に磨き込まれており、まるで鏡張りの様な光沢を放っています。

1両あたりの定員数を確認してみるとなんと6名。

日本でこれだけ贅沢な車両空間の使い方をしているのは片手で数えられるほどしかないはずです。

京都駅の各所には、瑞風の運行を歓迎する掲示物が各所に置かれていました。

こちらは京都市作成の横断幕。

京都全体て瑞風を歓迎する心意気が感じられました。

鉄道好きとしては車両番号に目がいってしまいます。

瑞風ではその表記さえも特別で、「キラ」や「キサイネ」といった普段目にしないものばかり。こういった表示ひとつとっても特別感を漂わすその風格は見事のひとこと。

この日は山陽本線を下関まで運行していくルートの様で、岡山を過ぎれば瀬戸内の穏やかな海を存分に楽しめるクルーズになるでしょう。

こうやって実物を観てしまうと、一生に一度はぜひ乗ってみたいという感情が湧いてきてしまいます。

そして運行支援の方々も凛とした佇まいなのはさすがです。


最後は駅員さんから小旗が配られ、それを振りながら出発をお見送り。自分も参加させていただきましたが、こういった時間を共有できただけでも貴重な経験をさせていただきました。


京都駅の乗り換え時間での高揚感を維持しながら、自分自身の目的地へ向かいます。