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その存在を知って、10何年目にして初めて訪れました。


肉のまえかわ

2023.5.19(金)訪店


昔品川区大井町あたりを頻繁に訪れていた時代、一本裏通りに入った店頭に群がる人々になんのお店なのだろうと思ってましたが、精肉店発祥の立ち飲み屋がこの肉のまえかわさんでした。


現在は立ち飲み営業をメインにされている様でしたが、肉屋の名残が店内各所に残ります。

つまみが並ぶショーケースは、前面がガラス張りの精肉店でよく見るタイプのもの。

その中からまずは和牛使用のローストビーフとメンチカツをいただきます。


ローストビーフは鮮やかな赤身に良い具合にサシが入ってます。


この脂身が舌にねっとりと絡みつき、ショーケースから自身で取って精算する発泡酒も進んでいきます。

680円という立ち飲みにしては高額なローストビーフ。その値段相応のグレードを感じさせます。1枚1枚のスライスは結構入っていて、ボリュームも充分。


続いてはメンチカツ


衣はソフトな食感ですが、中の牛ミンチ肉はジューシーで肉汁たっぷり。まさにお肉屋さんならではの味。


最後はやきとりを。

ガス焼ですがやはり肉の質が違います。


豚バラ串鶏砂肝をいただきますが、豚バラは脂と肉のバランスが絶妙。カリッとした焼き上がりに。

砂肝も外側がしっかり焼かれていて、プチっと弾けて肉汁が飛び出す仕様に。焼き加減も硬くなりすぎていないのは専門店に近い仕上がり。


肉の味を知るお店だからできる味わいを堪能させていただきました。


羽田空港に着陸する航空機を眺めながらの一杯もまたオツなものです。

またおじゃまします!