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奇跡の復活を遂げた車両。お疲れ様でした。
鉄橋流出の被害に遭い、長らく寸断されていたアルピコ交通上高地線の電車線。
その不通となっていた間、ひっそり松本駅のホームに佇んでいたのが、元京王井の頭線車両の3004編成。
2021年11月に松本駅で撮影させていただきました。
鉄橋流出により車庫に帰ることができなくなってしまった車両は、錆が目立ち始めていました。運転台のフロントガラスには代行バスの案内が掲げられるなど
本来の役割を果たせない忸怩たる想いで静かに松本駅で復活の刻を待っていたのでしょう。
翌年無事復旧し、1年弱本来の鉄路に見事に復活したのですが、2023年3月を以て定期運行から退いたそうです。
モハ3003+クハ3004(モハ10リバイバルカラー)は、3月15日の朝運用後から予備車(休車)となり当分の間は定期列車の運用に入らなくなる予定です。明日から3月15日までの間、故障等がない限りは毎日走る計画ですので、ぜひ乗ったり撮ったりしてくださいねっ。 #アルピコ交通 #上高地線 #渕東なぎさ pic.twitter.com/gmFpayBIU8
— 渕東なぎさ【アルピコ交通公式】 (@Nagisa_Endo) 2023年3月10日
北アルプスの麓でまさかの激動の歴史を辿る事になってしまった車両。まだ廃車という事ではないらしいので、イベントなど時折元気な姿を見せて、幸せな余生を過ごしてほしいものです。
お疲れ様でした。