チュー吉「偶然開いた反世界の扉が鏡だった、その扉を開けたのが反世界のイギリス人、だから異人さんと一緒に行ったって言ってたのねでしょう。」

ユキ「反世界はたちの暮らしている世界と違って、平和なのね。」

香菜梨「それだけ、私たちの世界が平和じゃないってことですね。」

番田「ユートピアとかかくれ里って、現実と違う世界の場所ですよね。」

 

 

 その後みんなはスミレと一緒に大泉八雲のお墓参りをしました。すみれのおばあちゃんの方は、スミレのおばあさんよりも早く亡くなっていたようです。

お墓のある所には郷土資料館がありました。

すみれ「せっかくだから見て行きましょうよ。」

大泉八雨の家だったところが郷土資料館になっていました。

ユキ「へえ、大泉さんってイケメンなのね。」

香菜梨「ユキさんは本当にイケメン好きですね(^^;)」

すみれ「まあ、河童がお好きなのですね。」

スミレ「いえ、その池じゃないんです(;・∀・)」

番田「見てください、この写真。」

そこには大泉を挟んで二人の少女、もう一人はお姉さんでしょうか、少し大きい女の子。

『大泉が親しくした日本の少女。右側の少女は大きくならず、ある日旅だったとのこと。彼特有の表現だったのでしょうか。』

すみれ「お姉さんぽい人は私のおばあさん。」

スミレ「右側の子は私のおばあさん。」 

香菜梨「そしてあの白い鳥は?」

すみれ「あれはわが家に残されていた、大泉八雨の作った伝書鳩です。」

チュー吉「そうかあそういうことかあ。」

ユキ「なんかどこかで聞いたようなセリフ。」

チュー吉「生き物の波長を感じなかったのですよ。エレフォンの力が働いているから香菜梨さんの歌に導かれたのでしょう。」

すみれ「良かったら香菜梨さん、一羽お持ちください。私には操り切れませんので。」

みんなしばらく静かな感動に浸っていました。

 

帰りは皆で船に乗って大横浜へ帰ることにしました。

すみれ「これは空気のエネルギーで動くのですよ。時々空中にも浮かびます。」

スミレ「外観は昔の帆船だわ。」

すみれ「外国に行くには光のエネルギーで飛んで行きます。」

ユキ「反世界っていいなあ、ここに居れば年を取らないし、外国にも行けるし、イケメンに会えるかもしれない(⋈◍>◡<◍)。✧♡」

香菜梨「ユキさんたらあ。」

チュー吉「光のエネルギーで飛ぶ船って、、、、それって。」

みんな「ミーの乗って来た幽霊船!」

番田「宇宙船かもしれません。」

その時スマホがなりました。

チュー吉「あっミーさんだ、うわさをすれば何とやらっていうやつ。」

ユキ「ゴーストタウンで情報だニャア、ミーのお父さんとニャ、お母さんニャ、それに香菜梨さんのニャのルーツてなニャ、の手がかりあっただニャ、、、舌噛みそう。」

 

さて次回はいよいよ舞台は本世界のアメリカのゴーストタウンへ。

 

 

ローラ・香菜梨はかごの外① ローラ・香菜梨はかごの外② ローラ・香菜梨はかごの外③ ローラ・香菜梨はかごの外④

ローラ・香菜梨はかごの外⑤ ローラ・香菜梨はかごの外⑥ ローラ・香菜梨はかごの外⑦ ローラ・香菜梨はかごの外⑧

ローラ・香菜梨はかごの外⑨ ローラ・香菜梨はかごの外⑩ ローラ・香菜梨はかごの外⑪ ローラ・香菜梨はかごの外⑫

ローラ・香菜梨はかごの外⑬ ローラ・香菜梨はかごの外⑭ ローラ・香菜梨はかごの外⑮ ローラ・香菜梨はかごの外⑯

ローラ・香菜梨はかごの外⑰ ローラ・香菜梨はかごの外⑱ ローラ・香菜梨はかごの外⑲ ローラ・香菜梨はかごの外⑳

ローラ・香菜梨はかごの外㉑ ローラ・香菜梨はかごの外㉒ ローラ・香菜梨はかごの外㉓ ローラ・香菜梨はかごの外㉔

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〇言葉遊びと絵本(大人の童話っぽいです)、を出しました 。

笑いを呼ぶ言葉あそび、カラスは悪者ではないよ。 

 2012年に書いた本です。言葉一つでレッテルを貼る事から生まれる偏見を、童話のテーマに選んでみました。言葉一つで悪者にされたり、良いものにされたりする、カラス、コウモリ、黒猫、オオカミ、ゆきんこが主人公です。よろしかったらお読みください。

ふつつか者ですが、応援よろしくお願いします。

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