すみれのお話しとスミレの家に伝わるお話をみんなまとめてみました。

チュー吉「スミレさんのおばあさんは鏡の中に入ったことがあるのは間違いないでしょう。鏡の製造年月日、明治50年となっていますもの。」

ユキ「明治は45年までだわ。」

チュー吉「スミレさんのおばあさんのふるい写真、すみれさんにそっくりです。」

番田「この写真に写っている景色、鏡の中に映った海に似ています。」

スミレおばあさんが亡くなったのは、10年前。でもこの写真が仮に私と同じ年の頃だとしたら100歳は越えてる年になります。」

香菜梨「このすみれさんのおばあさんの隣に映っている人は外国の人の様です。」

 

みんな「まさか。」

チュー吉「そのまさかのようです。」

 

翌日みんなで鏡を人形の家に運びました。

番田「まさか、運送屋に化けて運ぶんなて。」

チュー吉「仕方ありませんよ、普通の家で行うには危険が伴いますもの。」

ユキ「私まで運送屋の格好するなんて思わなかったわ。でもよくそっくりな鏡をみつけましたね。」

チュー吉「はい、かくれ里の打ち出の小槌アプリでそっくりさんを出したのですもの。」

ユキ「なんかすごく都合のいいアプリですね(^^;)」

 

人形の家では真春が待っていました。

真春「ここから先は結界です。あの人のアトリエに鏡を設置しましょう。」

香菜梨「でもこんなこと思いつくなんて、さすがチュー吉さんですね。」

チュー吉「思いつくというか、あそこの家で鏡の世界に入る、つまり鏡を開けるということは、異世界が今の時代に影響を及ぼしてしますからですよ。たぶんおばあさんもそれで、年をとるのが遅れたのだと思いますよ。」

香菜梨「そうですね、それにここで鏡に入れば、こちらの世界では時間は進みませんもの。」

ユキ「また冒険だわ。今度は鏡の世界。ワクワクするわ。」

ユキはまだ知りません、自分の祖父母がかくれ里の住人であることを。たぬきとうさぎの化身であることを。

 

みんなは鏡の前に立ちました。チュー吉、番田、香菜梨、ユキ、スミレ、そしてすみれです。

真春は残ります。

香菜梨「ではみなさん用意は良いですか?かくれ里の歌を歌います。」

チュー吉「この場所でならば、香菜梨さんの歌の効果はさらに上がるはずです。あの場所ですみれさんを呼び寄せたのですから。

今度は私たちがあちらの世界に行きます。」

真春「みなさん、お気をつけて。いざという時はいただいたかくれ里スマホで連絡します。」

ユキ「真春さん、適応力すごい。」

スミレ「私少し怖いわ。」

ユキ「大丈夫、私と一緒に鏡に入りましょう。」

二人は鏡野中に入り込みました。

 

ローラ・香菜梨はかごの外① ローラ・香菜梨はかごの外② ローラ・香菜梨はかごの外③ ローラ・香菜梨はかごの外④

ローラ・香菜梨はかごの外⑤ ローラ・香菜梨はかごの外⑥ ローラ・香菜梨はかごの外⑦ ローラ・香菜梨はかごの外⑧

ローラ・香菜梨はかごの外⑨ ローラ・香菜梨はかごの外⑩ ローラ・香菜梨はかごの外⑪ ローラ・香菜梨はかごの外⑫

ローラ・香菜梨はかごの外⑬ ローラ・香菜梨はかごの外⑭ ローラ・香菜梨はかごの外⑮ ローラ・香菜梨はかごの外⑯

ローラ・香菜梨はかごの外⑰ ローラ・香菜梨はかごの外⑱ ローラ・香菜梨はかごの外⑲ ローラ・香菜梨はかごの外⑳

ローラ・香菜梨はかごの外㉑

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〇言葉遊びと絵本(大人の童話っぽいです)、を出しました 。

笑いを呼ぶ言葉あそび、カラスは悪者ではないよ。 

 2012年に書いた本です。言葉一つでレッテルを貼る事から生まれる偏見を、童話のテーマに選んでみました。言葉一つで悪者にされたり、良いものにされたりする、カラス、コウモリ、黒猫、オオカミ、ゆきんこが主人公です。よろしかったらお読みください。

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