みんなで大泉八雨の怪話を読んでみました。

日本の妖怪のお話しの中に、彼の回想録が載っていました。

スミレ「タイトル『夢の中の鏡』、これって。」

 大泉が日本に来て間もないころ、次元の鏡から来た一人の少女に出会い、彼女から日本各地のお話しを聞いたというのです。

彼女が出て来た鏡は衝撃で割れてしまい元の世界に帰れなくなったというのです。その少女にはうり二つの友達がいたとも。

番田「次元の鏡、タイムトンネルか?」

ユキ「でも同じ時代だから、ワープした?四次元トンネルかも。それでこちらの世界の少女に出合ったと。」

 さらに読み進むと、少女たちは何年も大泉と何年も大泉と過ごしたが、その間成長しなかったと。

でもしきりと元居た世界に帰りたいと泣くようになり、大泉は何とか彼女を戻してあげようと思い、彼女に時空の鏡をつくってあげたとか。

香菜梨「大泉さんて魔法使い?」

 大泉は割れた鏡を集め職人に新しい鏡を作らせ、彼の故郷エレフォンに伝わる技術で彼女を戻したと。

番田「エレフォンって、真春さんから聞いた夜鳴き鶯、ナイチンゲールがいた国。」

 大泉は彼女を返すとき、二枚鏡を作り彼女に渡したとか。しかし彼女が戻ることは無かったと。

チュー吉「こちらの国でもかくれ里やユートピアはあるのですね。ということはこちらの世界はかくれ里やユートピアに近いけど、私たちが暮らしている世界には、そうではないということですね。」

ユキ「それでスミレさんのおばあさんはこちらに戻れなくなったというわけかあ。」

香菜梨「だけど私たちかくれ里の力が集まり、鏡に再び入口を与えたということですね。」

番田「何だか頭がごちゃごちゃになりそうです。」

 本の最後には、『これは夢のまた夢のお話しである。』

すみれ「大泉さんにも分からなかったことだったのですね。」

スミレ「でもこうして孫である私がこちらに来られたのですもの。大泉さんはその後どうなったのかしら?」

すみれ「その後帰化してこちらの女性と結婚されたようですよ。今はお墓があるみたいです。」

ユキ「でもなんで、おばあさんは鏡の中に入ってしまったのかしら?」

番田「ほらここに。」

 『オルフェウスの鏡』鏡の中で黄泉に行く話し。

チュー吉「大泉さんは黄泉に行こうとしたのかな?それが間違って私たちの世界でおばあさんを呼んだのかもしれません。」

スミレ「そういえば、おばあちゃんが昔異人さんに連れられて行ったことがあると話していたわ。」

 

 

 

ローラ・香菜梨はかごの外① ローラ・香菜梨はかごの外② ローラ・香菜梨はかごの外③ ローラ・香菜梨はかごの外④

ローラ・香菜梨はかごの外⑤ ローラ・香菜梨はかごの外⑥ ローラ・香菜梨はかごの外⑦ ローラ・香菜梨はかごの外⑧

ローラ・香菜梨はかごの外⑨ ローラ・香菜梨はかごの外⑩ ローラ・香菜梨はかごの外⑪ ローラ・香菜梨はかごの外⑫

ローラ・香菜梨はかごの外⑬ ローラ・香菜梨はかごの外⑭ ローラ・香菜梨はかごの外⑮ ローラ・香菜梨はかごの外⑯

ローラ・香菜梨はかごの外⑰ ローラ・香菜梨はかごの外⑱ ローラ・香菜梨はかごの外⑲ ローラ・香菜梨はかごの外⑳

ローラ・香菜梨はかごの外㉑ ローラ・香菜梨はかごの外㉒ ローラ・香菜梨はかごの外㉓

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