こんばんは。
今日からイタリアワインのシリーズです。
イタリアには全部で20の州がありますが、そのすべての州でブドウ栽培とワイン造りが行われているそうです。
これはけっこうすごいことで、世界でもそんな国はあまりないはず。
この国全体がどれだけブドウ栽培に適した気候なのかが伺えますね。
しかし土地ごとの土着品種が多く、原産地呼称もどんどん増えるため、ワインの銘柄数がハンパない![]()
受験生泣かせですな![]()
ということで、4つのエリアに分けてイタリアワインを飲んでいこうと思います。
まずはフランス国境近くの北西部から。
この地域で重要なワイン産地は、言わずもがなピエモンテ州ですね。
今日のワインはそのピエモンテのアルバ地方で、ドルチェットというブドウから造られるワインです。
ドラチェットはイタリア語のドルチェ(甘い)が語源とされていて、名前からは甘いワインを連想しますが、造られるワインは辛口です。
ブドウ自体がとても甘いそうで、この名前になったんだんだそうな。
他のブドウが完熟しない寒い場所でも、ドルチェットはちゃんと熟すため、気候条件があまり良くない畑で栽培されることが多いそうです。
ちょっとかわいそうな気がしますが、ブドウ栽培者にしてみれば、最良の畑にはネッビオーロを植えたいという気持ちもわかります。
生産者
カシーナ・グラモレーレ
ワイン名
ドルチェット・ダルバ 2021
生産地
イタリア ピエモンテ州 ドルチェット・ダルバDOC
品種
ドルチェット100%
アルコール度数
13.5%
テイスティング
中程度の紫色。
強い香り。ラズベリー、クランベリー、スミレ、クローヴ。
辛口、高い酸味、中程度の粗いタンニン、強い果実風味のミディアムボディ。
赤い果実のフレーバーが口中でよく広がり、高めの酸味と相まって軽快な飲み口です。しかしその分複雑さはあまりありません。後味でタンニンの粗さが残ります。
評価
Good




