【南アフリカ④】エルギン ピノノワール | てつやのワインな日々

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飲んだワインの感想を割とマジメに書いてます。
山形市在住。
WSET Level 3
JSA ワインエキスパート

ピノ・ノワール 2017/

エルギン・ヴィントナーズ


Pinot Noir 2017/

Elgin Vintners


こんにちは☀️

この前、BSテレ東のモーニングプラスFTという番組で「気候変動がワイン産地に与える影響」というニュースをやってました。


それによると、、

  • 以前はブドウには寒すぎたオランダとノルウェーで栽培が始まった。
  • オーストリアではブドウの栽培面積を2倍にする計画を実行中。
  • 2100年にはアメリカの主要な産地の81%が暑さで失われるだろう。
  • オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカでは、かんばつの影響で土の塩分が上昇し、耐性のあるブドウが必要になるだろう。
  • ボルドーではトゥーリガ・ナシオナルやアルバリーニョなどの、暑さに強い品種の使用を公式に認めた。

温暖化による気温上昇がメリットになるエリアもありますが、多くの場合デメリットになっていて、将来のために世界中の生産者がより涼しい生産地を探しています。

今回紹介するエルギンも、その涼しさゆえに熱視線を送られている地域です。


地図でわかる通り、エルギンは国内で最も南の産地です。最南端は海までたった4キロで、海からの冷たい風がこの土地を冷やします。夏の平均気温は19.7℃と涼しく、ブドウは酸味を保ったままゆっくりと熟します。

ワイン産地としては90年代に開発された新しいエリアらしく、国際的に人気が高い品種が多く植えられています。
最も栽培されているのはソーヴィニョンブランですが、エルギンの評価を高めたのはシャルドネとピノノワールでした。

今日はそんなエルギンのピノノワールです。




赤ワイン生産者

Elgin Vintners

エルギン・ヴィントナーズ


赤ワインワイン名

Pinot Noir 2017

ピノ・ノワール 2017


赤ワイン生産地

南アフリカ ケープ・サウス・コースト地方 エルギンWO


赤ワインヴィンテージ

2017(とても良い年)


赤ワイン品種

ピノ・ノワール100%


赤ワインアルコール度数

14%


赤ワインテイスティング

中程度のルビー色。

やや強い香りで、レッドチェリー、ラズベリー、スミレ、ローズマリー、キノコの香り。

辛口。高い酸味、タンニンは柔らかく、多くない。熟した果実のフレーバーが強いミディアムボディ。やや長い後味。

高い酸味がリフレッシュ感を与えてくれます。雑味がないクリアな味わいで、山ブドウのような甘酸っぱさ。スケール感と複雑さには欠けますが、透明感のある涼しげなピノです。


赤ワインポイント

91




次回からは再びヨーロッパへ。
ジャンシス・ロビンソンさん曰く、「今ノリにノっている」ポルトガルです。


冷蔵庫がすっからかんになったので、

足を伸ばしてイオンまで買い物。
やっぱり晴れるとイイネ照れ