【ボルドー②】シャトー・ジスクール | てつやのワインな日々

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飲んだワインの感想を割とマジメに書いてます。
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シャトー・ジスクール2010/

シャトー・ジスクール


Château Giscours 2010/

Château Giscours



こんばんは。

あっという間に11月も後半。

朝は布団から出るのがしんどい季節になりました🥶


今日はボルドーの2回目ということで、左岸について少し書いてみます。


ボルドー地方はその中心にジロンド河が流れていて、ジロンド河はその上流で、ガロンヌ河とドルドーニュ河が合流してできたものです。





ガロンヌ河からジロンド河の左側を左岸と言います。

ボルドー市街の北、ジロンド河の左側が有名なメドック地域で、ここはカベルネソーヴィニョンの王国です。フランスを代表する赤ワインがたくさん造られています。


なぜカベルネソーヴィニョンなのかというと、その理由はこの地域の土壌にあります。

左岸の土は砂利質で、小石と砂が混ざっている独特なもの。これがカベルネソーヴィニョンにはピッタリなんですね。


カベルネソーヴィニョンは暑い気候と温度が高い土を好みます。

気温が低いと完熟せず、水分が多い(=温度が低い)土を好みません。

その点、砂利は水はけがよく、陽を浴びるとすぐ暖まります。

また、小石は太陽の光を浴びて溜めた熱を放出するので、ブドウの木は下からも温められます。


カベルネソーヴィニョンの銘醸地であるカリフォルニアのナパヴァレーのブドウ生育期間の平均気温は19.3度ですが、ボルドーは17.7度。

それにも関わらず、ボルドーでカベルネソーヴィニョンが完熟するのは、この土壌のおかげと言われています。


今日のワインは、メドックはマルゴー村の格付3級シャトーです。

メドックの格付については、次回書こうと思います。






赤ワイン生産者

Château Giscours 

シャトー・ジスクール


赤ワインワイン名

Margaux 2010

マルゴー 2010


赤ワイン生産地

フランス ボルドー地方 マルゴー村 マルゴーAOC メドック格付3級


赤ワインヴィンテージ

2010(秀逸な年)


赤ワイン品種

カベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロー32%、カベルネ・フラン5%、プチ・ヴァルド3%


赤ワインアルコール度数

13.5%


赤ワインテイスティング

濃いガーネット色。

強い香りで、黒スグリ、ブラックベリー、クローヴ、杉、マッシュルーム、皮革、湿った葉の香り。

辛口、中程度の酸味、やや粗く多いタンニンのミディアムボディ。抜栓直後から立ち上るマッシュルームのフレーバーが心地良い。長い後味。

渋みはまだ粗さが残っていますが、まろやかで柔らかな味わい。果実味の強さも残っており、絶妙なバランスです。


赤ワインポイント

96



「イカゲーム」全9話、見終わりました。

見応えありましたグッド!

シーズン2、やる気まんまんなエンディングでした爆笑