生産者
エリオ アルターレ Elio Altare
ワイン名
ランゲ ラ ヴィラ 2007 Langhe La Villa
品種
ネッビオーレ 100%
生産地域
イタリア ビエモンテ州
コメント
外観は黒みがかった、ものすごく濃いガーネット色。
とても強い香りです。プラム、スミレ、甘草の香りがグラスから溢れ出し、スワリングするとキノコや湿った土のような熟成香も感じられます。
滑らかな舌ざわり。味わいはとても濃いのですが、果実の甘みがリアルに感じられ、まろやかな酸味が一体となって、口に含んだ瞬間に虜になります。まったく重くない。さらに素晴らしいのは渋みが熟していること。渋みに存在感はあるものの、そこにまろやかさを感じるほどです。余韻はそれほど長くなく、唯一のマイナスでしょうか。
濃く甘く豊潤な一本です。
テイスティングポイント
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
購入店・価格
ワインホリック ¥8,260
プチうんちく 〈エリオ アルターレ〉
エリオ アルターレはバローロに革命をもたらしたバローロ ボーイズの頂点です。1970年代当時、バローロは「王のワイン」と言われたかつての面影もなく、質より量を求めるネゴシアンが幅を効かせ、品質は二の次でした。これに異を唱えたエリオは、グリーンハーベストや無農薬による栽培、新樽発酵、マセラシオンの短期化など、当時のイタリアでは革新的な手法でワインを造り始めました。この手法にならった造り手達がバローロ ボーイズです。エリオは父親からは勘当され、その滑らかで優美な味わいには相当な物議が起きました。ワイン雑誌でも特集が組まれてたなぁ。
しかし、手法の是非を説く人はいても、彼のワインをマズイと言う人はいないですよ。もっとも、一番スタンダードなクラスでもこの値段だけど

