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       (2024.7.10更新)

 【乗車:2023.2.4】

JR山陰本線は、京都府京都市下京区の京都駅を起点として、中国地方の日本海側、山陰地方を経由して、山口県下関市の幡生駅までを結ぶ、JR西日本の路線(幹線)です。

京都~幡生間の路線に加え、長門市〜仙崎間の支線も含まれます。

路線距離は673.8kmと、JRの在来線では最長距離を誇る路線で、駅数は、支線も含め、161駅あります。

しかし、全線通しで走り通す列車は全くありませんでした。

国鉄時代、益田駅から先、幡生方面は特急「まつかぜ」急行「さんべ」などが走っていました。

2005年、「いそかぜ」廃止を最後に、益田〜幡生間は特急・急行が走らない区間となってしまいました。

現在は新下関〜東萩間は観光列車、快速「〇〇のはなし」が臨時で走っています。

また、長距離を走る客車鈍行(旧客)が走って注目を集めており、京都府の福知山駅から北九州市の山陽本線の門司駅まで行く列車もありました。

現在は短編成の特急や、短区間の普通・快速列車が走っています。

今回は長門市〜小串間の紹介です。

(実際の乗車は下関まで)

      ↑長門市駅

     【起点(京都)から599.6km】

単式・島式の複合型2面3線に加え、単式の1番のりばの先に切欠きホームの0番のりばの計2面4線のホームを持つ駅です。

美祢線(災害のため現在バス代行)と仙崎支線が分岐する駅です。

山口県長門市の代表駅で、国鉄時代は特急含め全列車が停車し、現在は新下関〜東萩間の観光列車、快速「〇〇のはなし」の停車駅となっています。

この駅を含め、ここから先、山陰本線は幡生駅の手前、綾羅木駅まで、美祢線は全線で交通系ICカードは利用できません。

↑こちらは長門市駅舎。

↑今回乗車する小串行ワンマン普通列車。

キハ40系1両の単行です。

この列車で行きます。

↑長門市駅を発車。

長門鉄道部の横を行きます。

山陰本線、美祢線を走る列車が所属しています。

↑美祢線と並行しながら長門市街地を行きます。

↑美祢線と離れ、遠くに見える国道191号線と並行します。

↑長門湯本温泉辺りから美祢線に沿って流れる川、深川川を渡ります。

この先辺りで、山陰本線の営業キロは、起点の京都駅から600kmとなります。

↑しばらく進み、左手に見える只の浜展望所の脇を行き・・・

↑そして右手車窓には海を見てからの・・・

↑国道191号線とアンダークロスします。

ここから国道191号線は海沿いを行きます。

↑アンダークロスの後、左手に見えるコンクリート工場の横を行きます。


↑そして左手に山間の農村地帯が見えます。

↑そして、境川トンネルを抜けます。

ちなみに、トンネルの上を国道191号線が走っています。

↑トンネル抜けた先、再び農村地帯を行きます。

そして黄波戸駅に到着します。

↑黄波戸駅

  【累計604.9km、前駅(長門市)から5.3km】

単式ホーム1面1線の棒線駅です。

無人駅です。

↑黄波戸駅は元相対式2面2線の駅でした。

上の画像は廃止された反対側ホーム。

↑黄波戸駅を出た先、集落付近を築堤で通り抜けます。

この辺り以外は薮の中です。

↑この先の薮を抜けた先で黄波戸トンネルに突入します。

黄波戸トンネルを抜けた後、再び薮の中を行きます。

↑薮を抜け出た先は、山間の農村地帯を行き・・・

↑多少街らしくなり、次の長門古市駅に到着します。

↑長門古市駅

  【累計609.0km、前駅(黄波戸)から4.1km】

対向式ホーム2面2線の駅で、現在は無人駅です。

平成初期までは有人駅でした。

駅舎はコミュニティ施設となっています。

きっぷの自動券売機はありません。

↑下りホームと上りホームとは、跨線橋で結ばれています。

↑長門古市駅を発車。

駅周辺はほぼ住宅地となっています。

↑しばらく行けば、農村の長閑な風景となりました。

↑人丸駅付近。

太陽光発電所の向こうは国道191号線。

↑人丸駅

  【累計613.5km、前駅(長門古市)から4.5km】

単式・島式の複合型2面3線のホームを持つ、待避、交換も可能な駅です。

無人駅です。

↑駅舎は上の画像のように、単式ホーム側にあります。

島式ホームへは跨線橋で連絡しております。

観光列車、快速「〇〇のはなし」の停車駅となっています。

平成の大合併で長門市の一部になる前は油谷町で、人丸駅は油谷町の中心駅でした。

かつては「さんべ」等の急行が停車しており、駅構内に2000年頃まで駅売店、kioskがありました。

↑人丸駅を発車。

旧油谷町の中心街です。

↑人丸〜伊上間。

この先、長閑な農村地帯を行きます。

↑左手に並走していた国道191号線が上り坂となっているのがわかります。

↑そして、国道191号線とアンダークロスします。

↑長閑な農地を右に見て、伊上駅に到着します。

↑伊上駅

  【累計617.9km、前駅(人丸)から4.4km】

単式ホーム1面1線の棒線駅。

無人駅で、かつては無人化された駅舎内に喫茶店がありました。

駅の前を走っている道路は国道191号線。

↑伊上駅発車時の右手車窓。

国道191号線と並走しています。

↑しばらく行った先、右手に海が見えてきます。

手前に浮かぶ小島は竹島。

韓国と領土で揉めている竹島ではありません。

↑再び農村風景となりました。

↑農村風景の中を行った後、再び海が見えるようになりました。

↑そして、トンネル(落石覆い?)を潜ります。

トンネルの中にいながら、海を眺められます。

この辺りから、長門市から下関市に入ります。

↑トンネルを出た後、しばらく行った先で国道191号線とアンダークロスします。

ここから、国道は右手から左手になります。

↑アンダークロス後、漁村(?)の街を右手に見て、長門粟野駅に到着します。

↑長門粟野駅

  【累計622.1km、前駅(伊上)から4.2km】

島式ホーム1面1線の無人駅です。

↑長門粟野駅舎。

ホームと駅舎とは無蓋跨線橋で連絡しております。

ホームは島式ですが、片側は使用停止となり、線路は撤去されています。

この駅から山陰本線終点の幡生駅まで、下関市内の駅が続きます。

山陰本線はこの先、長門二見駅の先辺りまで内陸部に入ります。

しばらく海はお預けです・・・

↑長門粟野〜阿川間。

国道191号線とアンダークロスします。

国道は海寄りに進み、山陰本線は内陸を進みます。

↑阿川駅

  【累計627.4km、前駅(長門粟野)から5.3km】

相対式ホーム2面2線構造の無人駅。

観光列車、快速「〇〇のはなし」の停車駅です。

↑上下線のホームは跨線橋で連絡しています。

改札口は下りホーム側にあります。

↑阿川駅を発車。

辺りは山に囲まれた農村地帯となっています。

↑しばらく行き、徐々に山深くなってきました。

↑そしてトンネルへ・・・

堀越トンネルです。

↑堀越トンネルを出た後。

踏切があったとしても山の中・・・

↑特牛駅手前。

ここまでずっと山の中を走り続けてきました・・・

阿川〜特牛間のほとんどは山の中でした・・・

     ↑特牛駅

  【累計631.1km、前駅(阿川)から3.7km】

丼」の略、「とくぎゅう」ではありませんwww

こっとい」と読みます。

難読駅名として知られています。

単式ホーム1面1線の駅です。

かつては交換可能駅でした。

無人駅ですが、線路を挟んで向かい側の建物できっぷを委託販売する簡易委託駅となっています。

観光列車、快速「〇〇のはなし」の停車駅となっています。

↑山口県の名所、角島。

晴天にはこのような美しい画像が撮れます。

角島へは特牛駅が最寄り駅です(次の滝部駅からもバスが出ています)。

↑特牛駅を発車。

見事なまでに山の中です。

↑この辺りは民家はほぼ見当たりません・・・

↑そしてトンネルを抜けます。

↑トンネルを抜けてしばらく行った先。

少し開けてきました。

↑滝部駅手前。

山間の集落といった感じに見えます。

この辺りは下関市に編入される前は、豊浦郡豊北町で、ここ滝部駅辺りが旧豊北町の中心部でした。

↑滝部駅

【累計635.1km、前駅(特牛)から4.0km】

相対式ホーム2面2線の駅。

簡易委託駅(有人駅)です。

お互いのホームは跨線橋で連絡しています。

元は単式・島式の複合型2面3線のホームを持ち、交換設備を備えていました。

国鉄時代は急行停車駅で、特急「いそかぜ」が走っていた頃は、この駅に停車していました。

現在は特牛駅とともに、観光列車、快速「〇〇のはなし」の停車駅となっています。

下関からこの駅で折り返す列車がわずかですが、あります。

↑滝部駅を発車したところ。

山間の街中から山中に入っていきます。

↑こんな山の中にも民家が。

↑そしてトンネルを潜って行きます。

↑トンネルを出た先。

県道を跨ぎます。


↑長門二見駅付近。

山を抜け、山中の農村集落が見えてきました。


↑この先、右手に学校が見えます。

おそらく小学校だと思いますが・・・

休校になっているような感じに見えます・・・(Googleマップ、Yahooマップに載っていません・・・)

そして長門二見駅に到着します。


↑長門二見駅

【累計639.9km、前駅(滝部)から4.8km】

島式ホーム1面2線の駅。

無人駅で、きっぷの自動券売機はありません。

国鉄時代は、急行「さんべ」の一部が臨時停車していた時期がありました。

↑長門二見駅のホームは崖の中腹にあり、この階段を下って地下道経由で駅舎に行けます。

↑長門二見駅を出て少し行った所。

右手に長閑な山間の農村集落が見えます。

↑この後、トンネルに突入します。

↑そのトンネルを出たら、車窓右手に海が見えます。

長門粟野駅辺り以来、久々に海を眺められます。


↑海沿いのガソリンスタンドが見えます。

↑海岸線に沿う国道191号線と並行します。

↑そして、車窓右手に二見夫婦岩(?)が見えます。

↑その後、右手に並行していた国道191号線とアンダークロスし、国道は左手となります。

そして海が見える景色を眺めつつ、宇賀本郷駅へ向かいます。


(↑2023.2.14撮影)

↑宇賀本郷駅

【累計643.5km、前駅(長門二見)から3.6km】

単式ホーム1面1線の棒線駅。

自動券売機なしの無人駅で、ホームに小さな待合室が設けてあります。

国鉄時代は、ホームが短かったため、普通列車でありながら、長編成の客車列車が通過しておりました。

↑宇賀本郷駅を出た先。

しばらく海を臨む農地を行きます。(車窓右手)

↑宇賀本郷〜湯玉間。

鳥井峠トンネルを潜ります。

↑トンネルを出た先は山間の集落の横を行きます。

そして湯玉駅に到着します。

↑湯玉駅

【累計645.7km、前駅(宇賀本郷)から2.2km】

対向式ホーム2面2線の駅。

こちらも自動券売機なしの無人駅です。

↑湯玉駅を発車。

ほぼ民家の街の向こうに海が見えます。

湯玉駅が築堤上にある、ということがわかります。

↑右手に海を見ながら、次の小串駅に向かいます。

↑防波堤で海が見え辛くなってきました。

↑小串駅付近。

漁村らしい街を右に見ます。


↑小串駅

【累計650.2km、前駅(湯玉)から4.5km】

単式・島式の複合型2面3線のホームを持ち、列車交換や折り返しが可能な駅です。


↑駅舎がある単式ホームと島式ホームとは跨線橋で結ばれています。

そのような規模でありながら、無人駅であります。

旧豊浦郡豊浦町の代表駅で、国鉄時代は急行の停車駅でした。

現在は観光列車、快速「〇〇のはなし」の停車駅となっています。


↑長門市、下関両方向からのほとんどの列車はこの駅で折り返し、長門市〜下関間を乗り通す場合、一部を除き、ここ小串駅で乗り換えとなります。

(上の画像は下関行のキハ47系)

 次の小串〜幡生間に続きます。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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