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     【乗車:2023.2.4】

            (2023.9.9更新)

厚狭〜美祢間の続きです。

今回は、美祢駅から先、終点駅の長門市駅に向かいます。

(トップの画像は今回乗車したキハ120系、終点長門市駅にて)

    ↑美祢駅

    【起点(厚狭)から19.4km】

(上の駅名標画像は前回のものです)

単式ホーム1面1線+島式ホーム1面2線の計2面3線のホームを持つ無人駅です。かつては美祢線途中駅で唯一、みどりの窓口が設置されている駅でしたが、2021(令和3)年5月31日でみどりの窓口の営業を終了し、翌日6月1日より終日無人駅となりました。(きっぷの券売機有)
国鉄時代は急行「さんべ」あきよし」が停車する、美祢線の主要駅でした。

↑美祢駅を出た先の右手車窓。

「美祢ヤード」と呼ばれている小規模な操車場があります。

かつては石炭輸送で多くの貨物列車が発着していましたが、炭鉱の閉山により、石炭輸送は廃止、そしてセメントの原材料となる石灰石輸送は、宇部興産専用道路の開通により、1998(平成10)年に廃止されました。

その後も石灰石、フライアッシュ(石炭灰)の輸送が行われておりましたが、2013(平成25)年に休止、2014(平成26)年に廃止となりました。


↑現在、構内はガランとしています。

↑美祢市街地にある宇部興産専用線。(2023.1.10撮影)

美祢ヤードから、宇部興産伊佐セメント工場に至る、全長約2kmの専用線がありました。

2014(平成26)年に廃止されましたが、美祢市街にはまだ、専用線が残っている箇所があります。

↑美祢ヤード終端部。

ヤードの向こうに流れているのは厚狭川。

↑そして更に、厚狭川に沿うように行きます。

↑市中心地に近い割には、長閑な風景が続きます。

↑重安駅

【累計22.3km、前駅(美祢)から2.9km】

島式ホーム1面2線構造を持ち、列車交換が可能となっています。

無人駅で、きっぷの自動券売機もありません。

↑駅名標の美祢寄りに木造の待合所があります。

↑重安〜於福間。

於福駅手前で厚狭川を渡ります。

厚狭川を渡るのは南大嶺〜美祢間以来です。

(厚狭川13回目)

↑於福駅

【累計27.2km、前駅(重安)から4.9km】

相対式ホーム2面2線の無人駅です。
自動券売機も設置されていません。

↑お互いのホームは跨線橋で結ばれています。

美祢市内最後の駅です。

↑於福駅を発車。

右手に並行する国道316号線の向こうにおふく温泉が見えます。

↑おふく温泉の先は、道の駅おふく

先ほどのおふく温泉は道の駅おふくに併設されております。

↑道の駅の先、ローソンの前を行きます。

↑ローソンの先は出光のスタンド。

峠越えに備えるのが伺えます。

徐々に山深くなってきました。

↑厚狭川最上流部。

この先は分水嶺となります。

国道316号線と並行しつつ、最後の厚狭川を渡ります。

(厚狭川14回目、最後)

↑かなり山深くなってきました。

国道、JRとも、いよいよ峠越えの始まりです。

↑トンネルに突入しました。

ところどころで「ゴアァァァ〜」という轟音が聞こえてきます。

美祢線で最も長いトンネルですが、トンネル名、長さもわかりません。

↑トンネルを脱出します。

トンネルを出た先は長門市です。

↑トンネルを出て右手に見える赤い橋、峠を越したばかりの国道316号線とアンダークロスします。

↑山を抜けた先、山間の農村を行きます。

↑もう1本、トンネルを抜けます。

短いトンネルです。

↑まだまだ山間の農村を行きます・・・

が、先ほどより開けてきました。

↑ここまで開けてきたら、渋木駅はすぐそこです。

↑渋木駅

【累計37.1km、前駅(於福)から9.9km】

相対式ホーム2面2線の駅。

無人駅です。

きっぷの自動券売機もありません。

於福〜渋木間は美祢線で最も駅間距離が長い区間で10km弱あります。

↑渋木駅を発車。

山間の長閑な農村地帯です。

↑しばらく進み、トンネルを抜けます。

↑トンネルを抜けた先、しばらくは山の中を行きます。

↑山の中を抜けた先、国道316号線とアンダークロスします。

↑アンダークロスの後、再び山間の長閑な農村を行きます。

↑深川川を渡ります。

こちらは厚狭川水系ではなく、深川川水系です。

↑深川川を渡ってしばらく行った先、車窓右手にホテルが見えてきました。

ここから温泉街の横を行きます。

↑長門湯本駅手前。

並行する国道316号が右カーブで深川川を渡るのが見えます。

↑この先の踏切。

画像奥(オレンジ色の屋根の建物の向こう)に見える建物は「界 長門」。

高級リゾートの全国展開で知られる、星野リゾートの宿です。

↑長門湯本駅手前で、トンネルを抜けます。

↑そして、山口県道下関長門線とアンダークロスします。

↑長門湯本駅到着時車窓右手。

県道と交差後は、ほぼ山の中の景色で、温泉街らしくありません・・・・

↑長門湯本駅

【累計41.0km、前駅(渋木)から3.9km】

単式ホーム1面1線、いわゆる棒線駅です。

かつては2面2線の対向式ホームが設けられていました。

かつては駅舎には駅員が配置されていましたが、無人化されました。

その後は駅前の商店できっぷの販売が行われていましたが、現在は行われなくなりました。

この駅は、長門湯本温泉と俵山温泉に近く、かつて急行列車が運行されていた頃、急行「さんべ」あきよし」が停車していました。

しかし、長門湯本の温泉街から北約500mほど離れており、駅周辺は温泉街らしさはありません。温泉街へはバス、タクシー、徒歩で行くこととなり、そしてマイカーの普及、そして観光バス利用者が多くなり、鉄道利用でも新幹線新山口駅からホテルの送迎バスも増え、美祢線利用で長門湯本温泉への観光客も少なくなってきました。

↑長門湯本駅発車時車窓左手。

駅の周りは長閑な山村です。

とても温泉街とは言えません・・・

↑しばらく行き、国道491号線とアンダークロスします。

その後、山里を突き抜け、板持駅に到着します。

↑板持駅

【累計43.3km、前駅(長門湯本)から2.3km】

単式ホーム1面1線の無人駅。

長門湯本駅と同じく、棒線駅です。

↑板持〜長門市間車窓右手。

「ゆめマート」が見えた辺りから、長門市街に入ります。

↑市街・・・とはいえ、農地も目立ちます。

↑深川川を渡ります。

↑深川川を渡った後は、農地メインです。

↑国道191号線とアンダークロスし、中心市街地に入っていきます。

その先辺りから長門市駅到着のアナウンスが流れます。

車窓左手から山陰本線が寄り添ってきます。

↑車窓右手に長門鉄道部のヤードが見えてきたら、長門市駅に到着します。

↑長門市駅

【累計46.0km、前駅(板持)から2.7km】

美祢線終点駅です。

2面4線のホームを持つ駅です。

詳細は、単式・島式の複合型2面3線に加え、単式である1番のりばの先に切欠きホームの0番のりばとなっています。

長門市駅到着後、仙崎支線に入る美祢線列車もあります。

JR美祢線完全走破しました!!


ご覧いただき、ありがとうございました。

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