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【乗車:2022.8.9】
(2024.6.30更新)
前回の諫早〜喜々津間の続きです。
長崎地区では、喜々津〜浦上間は新線と旧線の2ルートに分かれ、新線と旧線を次のように呼んでいます。
新線・・・市布経由
旧線・・・長与経由
両線は長崎駅の手前、浦上駅で合流します。
両線とも単線となります。
市布経由の新線は電化のまま(来訪当時)、長与経由の旧線は非電化となります。
市布経由の新線は歴史が浅く、1972年に喜々津〜浦上間の短絡線として開通し、特急「かもめ」をはじめとする数々の特急、急行や長距離列車が行き来しておりましたが、西九州新幹線が部分開通する(武雄温泉〜長崎間)2022年9月23日のダイヤ改正から非電化となり、特急「かもめ」も廃止されました。
今回は市布経由の新線の乗車記です。
↑喜々津駅
【起点(鳥栖)から106.9km】
単式ホーム1面1線+島式ホーム1面2線の計2面3線を有する駅で、業務委託駅(有人駅)です。
長崎本線の新線と旧線との分岐駅です。
↑喜々津〜市布間。
喜々津駅を出、トンネルを抜けます。
↑トンネルを抜けた後の右手車窓。
山間の静かな住宅地となっています。
そして市布駅に到着します。
↑市布駅
【累計109.4km、前駅(喜々津)から2.5km】
諫早市内で最後の駅です。
↑市布駅を発車した時の左手車窓。
田園風景とはいえ、住宅も目立ちます。
↑トンネルに入ります。
↑一旦トンネルを抜け・・・
↑またトンネルに入ります。
↑山間に住宅が点在するようになってきたら、肥前古賀駅に到着します。
↑肥前古賀駅
【累計112.3km、前駅(市布)から2.9km】
単式ホーム1面1線の駅で、無人駅です。
長崎市内最初の駅です。
旧線を除く長崎本線では唯一待避設備のない駅です。
↑肥前古賀〜現川間。
榎木トンネル(1,515m)を抜けていきます。
↑榎木トンネルを出た時の左手車窓。
山中に民家が点在するのみの風景です。
↑現川駅手前の左手車窓。
完全に山の中です。
↑現川駅
【累計112.3km、前駅(肥前古賀)から2.5km】
相対式ホーム2面2線+中央に通過線を有する駅で、無人駅です。
各ホームに待合所があり、1番のりばの待合所にきっぷの券売機が設置されています。
↑現川駅から見た長崎駅方向。
(現在は電化設備はありません)
奥に長崎トンネルの入り口が見えます。
右手に少しながらも民家があります。
↑現川駅を出てすぐ、長崎トンネル(6,173m)に入ります。
↑トンネル内で、「ガタン、ガタガタン」とポイントを通過する音がします。
トンネル内の信号場、肥前三川信号場を通過する音です。
一線スルー方式で、長崎駅方を向いて、左側が本線、右側が待避線の構造となっています。
JRのトンネル内の信号場としては珍しい方です。
6kmもあるトンネルだけあって、車両関係なく、高速でブッ飛ばして行きます。
↑長崎トンネルから出てきたところ。
長崎市街地に突入しました。
右側(反対側)を長崎本線の旧線が走っています。
↑長崎の路面電車(長崎電軌)が寄り添い、長崎本線の真横を走ります。
↑浦上駅手前。
陸橋の下を行きます。
奥の茶色い建物、長崎西洋館の下を行くのが長崎の路面電車、長崎電軌です。
↑更に進み、左手にニトリが見えます。
ニトリの裏に長崎電軌の原爆資料館電停があります。
原爆資料館自体もニトリに隠れて見えません・・・
長崎に訪れたこの日は8月9日。
長崎に原爆が投下された日です。
あれから77年です。
二度と原爆は使用してはなりません!!
そして浦上駅に到着します。
↑浦上駅
【累計123.7km、前駅(現川)から8.9km】
島式ホーム1面2線の高架駅です。
喜々津で分岐した長崎本線旧線と合流する駅(終点駅)です。
次の浦上〜長崎間に続きます。
ご覧いただき、ありがとうございました。