アジアンツアーの予選会の最年少通過はインドの17歳! | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

アジアンツアーの予選会の最年少通過はインドの17歳!

アジアでシードを取るにはレベルはどれくらい?


 おはようございます!何年かぶりに?過ごす日本の年末ですが、明日は朝イチでフ
 ィリピンのアマチュア選手権に出発します!

 今夜から生徒も泊まりにくるので、お正月気分はないですね・・・笑。

 先週のアジアンツアーの予選会(Qスクール)は、日本人選手が3名シード権
 を獲得しました。結果的にはサプライズ?のシード獲得はなく、皆さん日本の
 ツアーでも上位で活躍する選手たちでした。

てんとうむし大槻、安本、堀川らが出場権/アジアンツアーファイナルQT

 アジアンツアーの予選会は日本のように出場権の順番決めではなくて、40位タイ
 でカットされて、それ以下はレギュラーツアーには出られません。

 40位以内とそれ以外では全然違いますね・・・上位40位タイのカットライン
 は5ラウンドで10アンダーでした。

てんとうむしAsian Development Tour: Feeder Circuit for Asian Tour Schedule

 アジアンツアーのニュースを見ると、最年少は17歳のインドのアディルベディ選手
 (Aadil Bedi)ですね。17歳でアジアンツアーの予選会の最終日を63をベストに
 60台で4日間プレーしていました。興味があったので調べてみました。

 

インドで4歳からゴルフの英才教育を受ける


 彼はアジア大会をインド代表としてプレーして4日間を2アンダーの6位で
 終えています。
 この時の銀メダリストの韓国のOh Seung-taek (KOR)選手も篠くんの組み
 でアジアンツアーの予選会を一緒にプレーしていました。
 
 残念ながらファイナルステージで一度も60台を出せずにシード獲得はなりませんで
 した。フックがちょっとキツくて時々曲がっていた印象でした。

 さて、インドの17歳のジュニア選手のインタビューを読むと、小さい頃からゴルフ
 の英才教育を受けてきているようです。
 
 これまでも280試合以上をこなして経験値を上げてきていて、今でも毎日6時に起
 きてヨガと瞑想やストレッチをこなした後に午前中は9ホールをラウンドします。

 午後はアスリートトレーニングやパワートレーニングのメニューをこなし、夜もハ
 イテク機器でコーチとスイングチェックをしている毎日のようです。

◎AADIL BEDI -A FITNESS GUIDE TO GOLFERS(ゴルフ英才教育の映像)



※屋内にトラックマンのインドアゴルフシュミレータを設置してコーチと父親と2名
 の物理学者と共にスイングをチェックしているとありますね。

 これは私たちの手法と同じだと思います。

 使っているのはトラックマン3ですね・・ドライバーのデータもアップされていま
 すので個人的は興味深く見させてもらっています。なるほど・・・







 ゴルフは4歳から始めて5歳にはコースでプレーして6歳ではインドのゴルフ協会
 に所属して、今ではそのランキングも2位になっています。

 先月は、招待選手としてADTツアーのPGMメイバンクをプレーして12位タイの成
 績でした。

 てんとうむし It feels like my childhood dream has come true: Aadil Bedi
 
 



タイのプロツアーでアマチュア優勝できるレベル


 彼以外にもアジア大会でタイ代表としてプレーして6位に入っていた20歳の
 Sadom Kaewkanjana選手が、最終日に65でプレーしてシード権を獲得
 しています。

 彼は昨年19歳でオールタイランドツアーのパタヤオープンを勝ったほどのタイの
 若手のホープで、4試合のアジアンツアーをプレーしてクイーンズカップを4位タ
 イの成績でした。

 来シーズンは、アジアンツアーでも活躍するかもしれません。

 彼のライバルの私たちもタイのアマチュア選手権で一緒だったタイのサリット選手
 (Sarit Suwannarut)は残念ながら1打差でシード権を逃しましたね。

 アマチュア時代に無敵で、アマチュアとしてタイのプロツアーに勝っているサリッ
 ト選手ですから推薦出場などで力を発揮してくるでしょう。

  てんとうむし Sadom surprises himself by claiming maiden tour title
 


アマチュアでマスターズに出場するレベル


 また、同じ20歳で中国代表としてアジア大会に出場して銅メダルだった金城選手
 (Jin Cheng)もシード権を獲得しました。彼は三日目までアジア大会でもトップ
 でしたが最終日に崩れて中島啓太くんに逆転を許しました。

 PGAツアーチャイナの会場で私も彼を観に行った事もありますし、アマチュア選手
 として2014年のPGAツアーチャイナノプロトーナメントも勝っています。当時は
 16歳でした。

 また、翌年にはアジアアマを勝ってマスターズにも出場しています。スイングは変
 則でしたが、ゴルフは形ではないですね・・・感性です。

 だいたい20歳前後からプロのトーナメントの予選会を通過する選手が多いようで
 す。
 
 アジアで勝った負けたしていたライバルたちと予選会でアウトどれくらい上手くな
 ってるかわかるので、ジュニアの育成の目安となっていいなと思います。

  てんとうむし 中国で活躍する2人の高校生のスイングをアップしていきます!





物理学者とスイングコーチでチームを組む


 アジアでシード権を獲得するにはだいたいどれくらいのレベルであればいいのかが
 わかってくると思います。レベル的にはアジア大会の金メダルやアジアアマのチャ
 ンピオンクラスの力が必要です。

 また、アジアのライバルたちがどれくらいゴルフをやっているのかがわかってきま
 すね。(ただ練習するだけでは彼らに勝てないことがわかります。)

 こんなアジアの最強ライバルたちに打ち勝つには??

 まずは、1日も休まず毎日ラウンドする事、国際試合の経験を積んで決勝ラウンド
 で60台を並べて伸ばせるようなアグレッシブなゴルフを身につけることを目標に2
 019年はゴルフに取り組んでください。

 ラウンドは9ホールで構わないので毎日が基本。プラスαチームでスイング作りで
 す。

 コーチと物理の専門家、フィットネスやトレーニングコーチの組み合わ
 せは、これからの選手育成の最先端でしょう。

 私も物理学が専門でよかったなとつくづく思いますね。また来年度もよろしくお願
 いします!

 てんとうむし Truslow is first in class at Asian Tour Qualifying School