ワンアジアツアーが事実上の吸収合併か?それとも韓国がワンアジアからの離脱か? | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

ワンアジアツアーが事実上の吸収合併か?それとも韓国がワンアジアからの離脱か?

アメーバ「ワンアジアツアーの2試合が2018アジアンツアーとの共催になると発表!」
 
 みなさんこんにちは!今週は、アジアのゴルフ最新情報をアップデートしますね。

 アジアンツアーが先週「2018年シーズンは韓国ゴルフ協会(KGA)と2試合を共催する!」
 と発表しました。

 アジアンツアーは、3月にも今年から新しく始まった「チャイナツアー」との提携を
 発表したのですが、さらに今回の発表で、アジアのゴルフの大きな流れが変わること
 になります。

 ※3月発表されたアジアンツアーとチャイナツアーとの提携記事

 「アジアンツアーと中国ゴルフ協会(CGA:China Golf Association)が2008年以来の
 パートナーシップを復活しました。これにより2018年には中国でアジアンツアーと賞
 金総額は3000万〜5000万クラスの共催試合を4試合組むと発表しています。」

てんとうむし「PGAツアーチャイナは、吸収合併されてアジアンツアーとの共催試合も増える」



アメーバ「2012年以来、競い合ってきた両者のライバル関係に終止符か?」

 というのも今回、「韓国ゴルフ協会(KGA)」との共催となる2つのトーナメントは、
 実はアジアのもう1つのトーナメントである「ワンアジアツアー」として長年開催さ
 れてきた試合でした。

 60年の歴史をもつ「韓国オープン(Kolon Korea Open)」 と 37年の歴史の「GS
  Caltex Maekyung Open」はワンアジアでも目玉となる試合だったのですね。

 かつては「アジアに2つのトーナメントがある」と言われ、2012年当時はアジアン・
 ツアーで年間25試合、ワンアジアで15試合、(JGTOが25試合)と、試合が乱立した
 時代もありました。

 お互いのツアーが選手の引き留め工作で規則で縛ったり、スポンサーの引き抜きなど
 もあったようです。

 そして今年、かつてはアジアンツアーと肩を並べた「ワンアジアツアー」も2017年シー
 ズンは、たった3試合と激減してしての合併のニュースとなりました。

てんとうむし2017 OneAsia Schedule

 ※APGAツアー(アジアプロゴルフツアー)から発生してできた「アジアンツアー」と、
  APGAのかつてのスポンサーがそれに対抗して作った「ワンアジアツアー」との歴史は
 以下のサイトで詳しく書かれています。

てんとうむし選手も困惑…アジアに存在する2つのゴルフツアー (2012年記事)

 過去のこの2つのツアーに関して競いあっていた時代の私の記事も参考にしてください。

てんとうむしワンアジアツアーとPGAツアーチャイナとの合併はあるのか?

  


アメーバ「合併に関してのコメントのないワンアジアツアー・・ということはKGAの離脱?」

 アジアンツアーサイドの発表によると、今年9月に韓国で開催されたアジアンツアーの
 「Shinhan Donghae Open」を含めて、2018年に韓国国内では3試合のアジアンツア
 ー大会の開催を予定しているようです。

 また、アジアンツアーのメンバー50人をこのトーナメントにシード選手として参加させ
 ることも決まったようで、この件に関してアジアンツアーのCEOのジョシュバラック氏も

「韓国のトーナメントは、今後のアジアンツアーの鍵となる試合になるでしょう。韓国ツアー
 のハイレベルな選手を受け入れることは、アジアの選手にとってもいいことです。」

 とコメントしています。

 韓国ゴルフ協会(KGA)も

「アジアンツアーと共催することによってアジア地区でのテレビ視聴などにより、より多くの
 スポンサーシップが期待できる」

 と両ツアー合併の相乗効果を期待しているようです。

 この合併に関して現在このトーナメントを主催するワンアジアツアーは、何もコメント
 を発表していません。かえってコメントしていないことが、ワンアジアツアーのショッ
 クの大きさを物語っていますね。



アメーバ「来シーズンのアジアンツアーの試合数は、30試合を超える見込みです!」

 こうなってくると、ワンアジアとアジアンツアーの合併というよりも、今後のワンアジア
 ツアーに韓国ゴルフ協会が見切りをつけた形の離脱?ではなかったか?と予想されます。

 一方この合併によりアジアンツアーはさらに力をつけたことは間違い無いようです。

 2018年シーズンは、チャイナツアーとの提携4試合と韓国ツアーとの提携3試合を
 加えたアジアンツアーは、年間で30試合を超える見込みです。

 ちょうどいま2018年のQスクールの申し込みが行われているので、チャレンジする
 プロたちには朗報となるはず。

 若い選手の皆さんはアジアから世界を目指してください!

てんとうむし2018年度アジアンツアークォリファイングスクール

てんとうむしAT & KGA to sanction 2 events in 2018