東京、中野、新井薬師前、沼袋の
美容鍼灸の哲学堂鍼灸院です。
昨日までのブログは、
女性の おなか が ぽっこり としてしまう原因である、
おなかの脂肪のつき方の 3つ の タイプ
1.手足が細い痩せ体形なのに、
おなかだけ ぽっこり タイプ
2.とくに下腹部がぽっこり タイプ
3.腹部の脂肪が柔らかく、つまめるタイプ
の原因と対処方法をお話しをしました
今日は、
“ ぽっこり おなか ” が、実は、
怖い病気が原因だった場合 をご紹介します
おなか が ぽっこり 出てくるのは、
脂肪が原因だけではなく、
婦人科系の病気が原因の場合もあるんです
下腹部には、
子宮や卵巣といった女性特有の器官がある
ために、ここが病気になると、
下腹部がぽっこりしてくる場合があります。
便秘でもないのに、
急に下腹部が ぽっこり として来た
と感じた場合は、
もしかすると、婦人科系の病気が関係している
かもしれません
例えば、
① 卵巣嚢腫
卵巣に脂肪や水が溜まってしまい、
水風船のような腫瘍ができる病気です。
代表的な症状は、
・腸や膀胱が圧迫されて、頻尿や便秘になる
・不正出血をおこす
・腹痛や腰痛が続く
・水っぽいおりものが出る などがあります。
② 卵巣がん
卵巣に出来る腫瘍の 90% が “卵巣嚢腫” で、
残り 10% が “卵巣がん” だと言われています。
症状は、概ね 卵巣嚢腫 と同じです。
③ 子宮筋腫
子宮に出来た良性の腫瘍を “子宮筋腫” と
呼びます。
30~40代に多く見られます。
代表的な症状は、
・生理時の出血量が増える
・不正出血
・貧血やめまい
・頻尿や便秘
・下腹部の膨満感
・生理痛や腰痛 などがあります。
通常の生理時の症状とそんなに変わらないので、
なかなか見つけずらいのが問題です
急な便秘や膨満感が感じられるようになったら、
婦人科で診てもらうと良いかもしれません
④ 子宮内膜症
本来は生理と共に排出される
子宮内膜が、
子宮以外の部分に増殖してしまう病気です。
子宮内膜が腸や胃に癒着してしまうと、
お腹や下腹部に張りを感じ、
ぽっこり と出て来る場合があります。
主な症状は、
・激しい生理痛
・排便時の痛み
・腰痛や股関節痛
・生理以外の時の下腹部痛
・生理時の大量出血や、
血の塊(レバーのような)がある などです。
⑤ 子宮がん
子宮がんは2種類あって、
子宮の入り口付近にできる “子宮頚がん” と
子宮の奥にできる “子宮体がん” があります。
主な症状はどちらも同じで、
・下腹部の張り
・不正出血
・おりものに血が混じる などです。
生理がいつもと違ったり、突然の便秘、
下腹部の張り、なかなか治らない腰痛など、
おかしいな?! と思ったら、
すぐに、婦人科で診てもらって下さいね
哲学堂鍼灸院 (定休日 木曜)