飛鳥路散策記(前編) | 鉄道で行く旅

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兄が奈良県の飛鳥に行ってきましたので、前編・後編の2回に分けて記事にします。

旅行日は2024年9月9日(月)でした。

 

近鉄大阪阿部野橋駅の西改札口です。

 

近鉄大阪阿部野橋駅に置いてある、吉野山 金峯山寺(きんぷせんじ)の「特別ご開帳」のご案内です。

金峯山寺では、金峯山寺を含む「吉野大峯」地域が世界遺産に登録されて20周年を迎えることを慶讃すると共に、世界遺産・国宝の「金峯山寺仁王門」の大修理勧進のために、同じく世界遺産・国宝の「金峯山寺本堂・蔵王堂」の秘仏ご本尊金剛蔵王大権現3体の特別ご開帳を今(2024年)秋、下記の日程で行うこととなりました。この機会にご参拝いただきまして、ご本尊と深いご縁を結んでいただきますようにご案内申し上げます。
期間:(2024年)令和6年10月12日(土)~12月1日(月)

 

金峯山寺に行ったときの旅行記です。(旅行日は2022年8月19日でした)

 

近鉄大阪阿部野橋駅5・6番線に停車中の近鉄6020系です。

 

大阪阿部野橋駅に入線してきた26000系「さくらライナー」です。

 

大阪阿部野橋駅から近鉄16010系に乗車します。

 

16010系の車内です。

 

飛鳥駅に着いた16010系の特急です。

 

飛鳥駅の駅舎です。飛鳥駅は1929年3月31日に橘寺駅として開業しました。駅名が飛鳥駅に変わったのは1970年8月1日でした。

 

飛鳥駅前にある「飛鳥蓬莱山モニュメント」です。伝説上の神山である「蓬莱山」の形に明日香村の自然の美しさを重ねたモニュメントだそうです。

2024年9月9日に、再来年(2026年)の世界文化遺産への登録を目指して文化庁の審議会は、奈良県明日香村などの飛鳥時代の遺跡「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」について、国内の候補として、推薦することを決めました。

 

高松塚壁画館に入りました。

高松塚古墳の地図です。

 

 

有名な壁画は、四神の青龍、白虎、朱雀(←朱雀は鎌倉時代の盗掘により喪失したと考えられています)、玄武、男子群像、女子群像が描かれています。また、天井には星空を簡略化した「星宿図」が描かれています。

高松塚壁画館は特別史跡「高松塚古墳」に隣接し、館内には、壁画発見当時の精密な壁画模写「現状模写」をはじめ、剥落や汚れを加減した模写「一部復元模写」、さらに凝灰岩に漆喰を塗り再現した「再現模造模写」、棺を納めていた石槨を復元した「石槨模型」のほか、副葬されていた太刀装飾金具、木棺金具、海獣葡萄鏡などの「副葬品レプリカ」を展示し、高松塚古墳の全貌をわかりやすく紹介しています。飛鳥探訪に欠かせないスポットとして、多勢の観光客が訪れています。

 

高松塚古墳の壁画の中でも「飛鳥美人」として特に有名な女子群像です。レプリカとはいえ、満足度の高い展示でした。

 

国宝の高松塚古墳です。1970年代の『高松塚古墳ブーム』を思い出しました。

1972年3月21日、明日香村大字平田の高松塚古墳において極彩色の壁画が発見されました。壁画の発見により、日本全国に考古学ブームや飛鳥ブームが到来し、明日香法制定の後押しともなりました。

 

 

「国営飛鳥歴史公園 高松塚周辺地区」の風景です。

 

【国指定の史跡である橘寺です】

橘寺の地図です。

 

聖徳太子を祀るお寺として、皇族などの庇護を受けて繁栄した橘寺です。
しかし、中世以降は戦乱に巻き込まれ、伽藍を失ってしまいます。

しばらく衰退時期が続き、江戸時代も終わりを告げる、幕末の1864年にようやく再興されました。
現在は天台宗の寺院です。

 

橘寺境内にある、善面と悪面2つの顔をもつ石造物の「二面石」です。サルスベリの花が咲いていました。

 

橘寺の護摩堂です。護摩堂の本尊は、不動明王です。他に大黒天と文殊菩薩が安置されています。

 

本堂(太子堂)前にある、聖徳太子の愛馬だった黒駒の像です。現在の3代目の黒駒像は、2001年(平成13年)に全国の太子講関係者が奉納したもので、高さ1.3m青銅製で、胴の左右には橘の花が浮き彫りにされています。

 

念仏写経研修道場として1997年に再建された橘寺の往生院です。往生院の格天井は格子の一つひとつが現代画家らが競作した260点の花の絵で彩られます。

 

天台宗の橘寺にある親鸞聖人象です。親鸞聖人が聖徳太子を尊敬していたことから親鸞聖人像が橘寺に設置されているようです。

これとは逆に、『真宗のお寺には、本堂右余間に「七高僧(しちこうそう)」と「聖徳太子(しょうとくたいし)」の画像が並んで安置されています。これは親鸞聖人(しんらんしょうにん)が聖徳太子を日本のお釈迦(しゃか)さまと仰がれ、太子の仏徳(ぶっとく)を讃歎(さんだん)されたからです。』(真宗高田派本山 専修寺の「ひとくち法話」からの引用です)

 

(参考画像) そういえば、「聖徳太子建立の寺」大阪・四天王寺にも親鸞聖人像があります。(2023年8月)

 

橘寺の本堂です。太子堂とも言われ、 元治元年(1864年)の再建です。本尊として聖徳太子坐像が安置されています。

 

橘寺の観音堂です。新西国三十三箇所第10番札所で如意輪観音を祀っています。

 

歴史好きの方には、よく知られている、川原寺跡です。

川原寺は、東西の長さは150m以上(今までの発掘調査でわかっている限り)、南北に330mというとてつもなく広い敷地の中に、東塔ひとつとふたつの金堂、境内側に扉を持たずに解放された僧房が北東西の三方から囲むという、一塔二金堂式(川原寺式とも称される非常に珍しい)伽藍を持つお寺でした。天武天皇の時代は国の行事に重宝されたのに、なぜかその後、歴史の舞台から姿を消してしまいました。

 

 

この日の昼食場所の「夢市茶屋」です。

 

 

「夢市茶屋」で、古代米カレーをいただきました。明日香村産ヒノヒカリと古代米をブレンドした「ご飯」のようでした。カレーには野菜サラダがついていました。「ご飯」の味覚が普通の米飯とは少し異なるものの、美味しいカレーライスでした。

(つづく)

 

祖父母に一番喜ばれたことは?

祖父母は早世しているため、喜ばれた記憶は全くありません。

「パン工場 野田阪神店」の敬老の日の二色アンパンです。栗餡と小倉あんの二色アンパンでした。

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