摩耶・六甲避暑の旅(後編) | 鉄道で行く旅

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摩耶・六甲避暑の旅の後編です。

 

摩耶山天上寺の西山門です。

 

 

天上寺の境内に軍艦摩耶之碑がありました。

 

摩耶山天上寺の金堂です。昭和51年(1976年)1月に、不慮の大火により七堂伽藍が全焼全壊していますので、この寺の伽藍は新しいものです。

「忉利天上寺(とうりてんじょうじ)」は、兵庫県神戸市灘区摩耶山町にある摩耶山真言宗の大本山の寺院です。山号は佛母摩耶山。本尊は十一面観音菩薩と仏母摩耶夫人尊です。釈迦の生母である摩耶夫人を本尊とする日本唯一の寺ということです。通称は天上寺といい、新西国三十三箇所第22番札所になっています。

 

天空の仙郷を象徴した天上寺の枯山水庭園です。

 

穂高湖の入口だけを撮影しました。

 

六甲山牧場です。

 

 

六甲山牧場には入場しませんでしたが、遠目に羊の放牧を見ました。

六甲山上は、神戸の市街地に比べると気温が低く、風が吹くとさわやかでした。

 

兵庫県立の六甲山ビジターセンターです。

 

 

アーサー・ヘスケス・グルーム像です。

観光地として発展した六甲山の開発の歴史は、明治期、神戸港開港を機に来神した英国人貿易商アーサー・ヘスケス・グルーム氏がきっかけであったと言われています。

 

記念碑台の「碑を建てることば」です。

 

レトロな感じの六甲ケーブル山上駅です。

この駅舎は昭和7年(1932年)の開業当時の建物のままでありアール・デコ様式を取り入れたその姿は、建築的にも価値が高いものです。

 

ケーブルカーで六甲山を下りました。六甲ケーブルは昔の車両もそうでしたが、2両編成で麓側の1両がガラス窓がない開放型の車両です。

 

山上側の車両は普通のケーブルカーです。現在の車両は3代目で、1999年より運行を開始しました。

 

六甲ケーブルのトンネルです。

 

ケーブルカーの対向車両です。車両のデザインに少しだけ違いがあるような感じです。

 

山麓側の解放型車両です。

 

六甲ケーブル下駅に着きました。

 

六甲ケーブル下駅の駅舎です。1932年の開業当初は六甲山上駅と同じようなデザインだったのですが、1938年の阪神大水害により倒壊したため、復興後に画像のような山小屋風の駅舎に変わっています。

 1938年の阪神大水害は六甲山南麓を中心に土砂災害などが各地で発生したもので当時は未曾有といわれた大災害でした。死者・行方不明者715名、流失・倒壊・埋没家屋5,732戸、半壊家屋8,530戸、浸水家屋は10万戸を超えていました。

 

六甲ケーブル下駅から神戸市バスでJR六甲道駅まで移動しました。

 

JR六甲道駅から大阪市内までJR神戸線で帰りました。

残暑が厳しいですが、セミの鳴き声がしなくなり、おせち料理の予約が始まっています。もう季節の変わり目です。(2023年9月1日)

(おわり)