滋賀県の五個荘を歩く(前編) | 鉄道で行く旅

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兄が滋賀県東近江市の五個荘に行ってきましたので、前編と後編の2回に分けてブログ記事にします。

JR西日本の彦根駅に着いたところです。旅行日は2022年10月13日でした。

 

近江鉄道の彦根駅から五箇荘駅に向かいました。

近江鉄道の愛知川橋梁は1898年(明治31年)に建設されたもので、画像の部分は、英国製のピン結合ポニーワーレントラスです。作ったメーカーはイングランドのダービーにあったアンドリュー・ハンディサイド社です。

現役のピン結合ポニーワーレントラスは全国的にも貴重な存在になってきているため、2008年に登録有形文化財に指定されています。(2017年3月撮影)

 

近江鉄道800系と愛知川橋梁です。(2017年3月撮影)

 

五箇荘駅で下車しました。車両は800系でした。

 

近江鉄道五箇荘駅の駅舎です。

 

↓五箇荘駅と五個荘の散策場所の地図です。

近江商人発祥の地である五個荘を歩きました。

「ハリヨの里あれぢ」は埋め立てられた農業用池を、平成元年(1989年)に「郷づくり事業」として、住民総出で絶滅危惧種のハリヨが泳ぐ池を復活させたものです。

 

ハリヨ(針魚)の池です。ハリヨは、トゲウオ目トゲウオ科に分類される淡水魚の一種です。

 

藤井彦四郎邸の入口です。「スキー毛糸」の創業者、藤井彦四郎の豪奢な生家を資料館として公開しています。

ここで「4館共通券(外村繁邸、中江準五郎邸、藤井彦四郎邸、近江商人博物館)」を購入しました。

 

邸宅の一角にある天秤棒を担ぐ近江商人の銅像です。

 

藤井彦四郎邸の内部です。本来は、迎賓館として建てられた邸宅でした。

2015年8月に公開された映画「日本のいちばん長い日」での「阿南陸軍大臣(役所広司)」の邸宅として、ここで映画撮影が行われました。阿南の読みは「あなみ」が正しいのですが、昭和天皇は侍従武官時代(阿南大佐時代)から、親しげに「アナン」と呼んでいたそうです。

 

(参考画像)大分県竹田市の広瀬神社に建てられている、終戦時の内閣の陸軍大臣だった阿南惟幾(あなみ これちか)陸軍大将の顕彰碑と胸像です。(2018年3月撮影)

 

藤井彦四郎邸の庭です。

 

東近江市立五個荘小学校の立派な校門です。

 

東近江市近江商人博物館(館内は撮影禁止)です。近江商人を育んだ地域の歴史とともに、近江商人の商法・教育・文化、そして家訓に代表される商いの精神など、天秤棒一本から立身出世をめざした「夢かなえびと」近江商人の軌跡を紹介する施設です。

 

弘誓寺前の寺門・鯉通りです。小川には鯉が泳いでいました。

 

五個荘町の古い町並みが続く静かな金堂(こんどう)地区に、堂々とひときわ高くそびえ立つ真宗大谷派の寺院が、この弘誓寺(ぐぜいじ)です。

 

国の重要文化財に指定されている弘誓寺の本堂です。

新聞記事によりますと、『国の文化審議会は2022年10月12日、滋賀県東近江市の五個荘金堂地区に立つ近江商人の本宅「外村家住宅(弘誓寺の向かいのある外村(とのむら)家住宅)」を、国の重要文化財(建造物)に指定するよう文部科学相に答申した。』ということです。

(つづく)