福知山線廃線跡(生瀬~武田尾)を歩く | 鉄道で行く旅

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兄が、2022年5月18日に福知山線廃線跡(生瀬~武田尾の旧線跡)を歩いてきましたので、そのときの画像を記事にします。

生瀬駅に着いたところです。

 

生瀬駅の駅舎です。

 

生瀬駅~武田尾駅間はハイキングコースになっています。コースの全長は4.7kmで、所用時間は約2時間です。

生瀬から国道176号線を木ノ元まで歩き、廃線跡に入っていきます。

1922年竣工の北山第1トンネル(319m)です。福知山線の、この区間の開業当初(1899年)には、北山第1トンネルはなく、武庫川の川沿いに軌道があったそうです。

福知山線廃線跡のトンネル内は照明がないため、懐中電灯が必須です。この日は、ヘッドライトと懐中電灯を持参しました。

 

廃線敷の枕木です。

 

1899年竣工の北山第2トンネル(413m)です。このトンネルが福知山線廃線跡ハイキングコースの中での最長トンネルです。

ヘッドライトを点灯して暗闇の中を進んで行きます。

♪もう二度と 戻らない町には 未練など持つなよ(新沼謙治の「ヘッドライト」からの引用です)

 

武庫川の流れです。下流の武庫川とはイメージが異なり、渓谷になっています。

 

1899年竣工の溝滝尾トンネル(149m)です。

 

溝滝尾トンネルを抜けて第2武庫川橋梁(72m)を渡ります。これは1954年に架け替えられたトラス橋です。1899年開業時の初代橋梁は米国フェニックス・ブリッジ製(1898年製)だったということです。

 

1899年竣工の長尾山第1トンネル(306m)です。

 

1899年竣工の長尾山第2トンネル(147m)です。

 

1899年竣工の長尾山第3トンネル(91m)です。

 

武田尾駅の近くにある「田舎料理」の畑熊商店です。

ここで「猪肉丼」を頂きました。

 

現在の福知山線(JR宝塚線)の名塩隧道が見えてきました。

 

武田尾駅から福知山線(JR宝塚線)の電車で大阪まで帰りました。

 

付録【懐かしの画像】

武田尾駅で撮影した113系800番台・福知山色(初代)です。(1987年8月)

奥に見えているトンネルが名塩隧道で、武田尾駅の大半を覆っているトンネルが第一武田尾隧道です。

 

武田尾駅で撮影した103系「イエローライナー」です。(1987年8月)

福知山線のラインカラーが黄色(イエロー)だったことも、今となっては懐かしいです。

 

以下は、1985年に撮影した福知山線武田尾駅付近の旧線時代の画像です。

武田尾旧線

旧・武田尾駅付近を通過する下りの「特急まつかぜ」です。

 

武田尾旧線

「特急まつかぜ」は、1986年(昭和61年)年11月1日改正で特急「北近畿(現在の特急こうのとり)」の誕生によって廃止になりました。

 

武田尾旧線

DD51が牽引する12系客車の普通列車です。

 

武田尾旧線

旧線時代の武田尾駅プラットホームです。

 

武田尾旧線

DD51が牽引する12系客車の普通列車です。

 

武田尾旧線

「急行丹波」と武田尾駅の「下り場内信号機」と「下り通過信号機」です。

この「急行丹波」もまた、1986年(昭和61年)年11月1日改正で特急「北近畿(現在の特急こうのとり)」の誕生によって廃止になりました。

 

参考画像:初期ヘッドマーク時代の「特急北近畿」(1988年1月に当時の城崎駅で撮影)

 

島根県の旅

「特急まつかぜ」と武田尾駅の「下り場内信号機」と「下り通過信号機」です。

この福知山線旧線の廃止日は1986年(昭和61年) 8月1日でした。その日に、宝塚駅~三田駅間が新線に切り替えられ、複線になりました。

(おわり)