阪急大阪梅田駅周辺の大規模再開発 | 鉄道で行く旅

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今回は、阪急電鉄・大阪梅田駅周辺の大規模再開発に関連する記事です。

阪急阪神HDが、阪急電鉄・大阪梅田駅周辺の大規模再開発を計画しているということが報道各社の記事に出ていました。(2022年1月6日発表)

それによりますと、2024年度末頃の閉館が決まっている「大阪新阪急ホテル」に加え、大阪梅田駅高架下の商業施設「阪急三番街」やオフィスビル「阪急ターミナルビル」の建て替えを検討するとのことです。開業は早ければ2035年ごろで、阪急梅田駅高架化以来、実に半世紀ぶりの大規模開発となります。

 

(画像下のコメントに撮影年月が入っていない画像は2022年1月21日に撮影しました)

現在の阪急電鉄・大阪梅田駅です。

1971年11月28日に、最後まで旧駅で運行されていた京都線が、ここに移転したことにより旧梅田駅が役目を終えて閉鎖されました。

 

1971年11月28日以降も京都線ホームの増設工事が引き続き行われ、1973年11月23日の京都線用1号線ホーム竣工により、梅田駅(現在の大阪梅田駅)の移転高架化拡張工事が完成しました。

 

阪急電鉄・大阪梅田駅の3線同時発車の様子です。

 

今回は、再開発によって消滅する(あるいは姿を変える)予定の建物・施設を撮影しました。

1.大阪新阪急ホテル(閉館および再開発)

現在の大阪新阪急ホテルは1964年8月8日に開業したホテルです。地上10階建てで客室数が961室です。開業時のホテル名は「新阪急ホテル」でした。

地元なので大阪新阪急ホテルに泊まったことはありませんが、バイキング料理で有名なホテル内のレストラン「オリンピア」やバー「リード」は何度か利用したことがあります。

 

手前の建物が大阪新阪急ホテルで、奥の建物が阪急ターミナルビルです。

 

2.阪急ターミナルビル(建て替え予定

現在の阪急ターミナルビルは、阪急電鉄梅田駅(今の大阪梅田駅)が国鉄線(今のJR線)の北側に移転したのに合わせて作られた地上17階建ての駅ビルです。1972年(昭和47年)3月14日にオープンしました。5~6階が阪急17番街で、17階はレストランのフロアです。 

 

2018年2月にJR大阪駅から撮影したHEP FIVE観覧車と阪急ターミナルビルです。

 

2018年2月にHEP FIVE観覧車から撮影した阪急ターミナルビル(右下)です。左上がJR大阪駅です。

 

(参考画像) 昔の大阪駅です。

1974年頃に大阪駅で撮影した153系の新快速と阪急ターミナルビルです。

 

3代目大阪駅と中央郵便局

1976年~1977年頃に撮影した三代目の大阪駅駅舎です。阪急梅田駅(今の大阪梅田駅)が現在地に移転した頃の大阪駅の駅舎でした。

 

2022年1月現在の三代目大阪駅舎の跡地です。五代目大阪駅の「サウスゲートビルディング」(旧アクティ大阪)が建っています。

(1979年12月18日に四代目駅舎の大阪駅「(旧)北ビル」が竣工 → 2011年5月4日に五代目駅舎と大阪ステーションシティが開業)

増築前の旧アクティ大阪の開業は1983年4月27日でした。

 

(追加画像)

四代目駅舎の大阪駅「(旧)北ビル」です。2006年に取り壊されました。(2000年8月撮影)

 

(参考画像) 旧阪急梅田駅関連の画像です。

移転前の阪急梅田駅京都線ホームから撮影した阪急京都線の電車です。新・梅田駅京都線ホームは、まだ工事中でした。

京都線用5300系の登場前のため、一旦は京都線に配属されていた5100系による京都線急行です(1971年9月頃)

 

(追加画像)

阪急京都線配属時の5100系による京都線特急の画像が見つかりましたので、鉄道写真としては今一つな感じですが、その画像を追加します。(1971年9月頃・桂川橋梁で撮影)

 

移転前の阪急梅田駅京都線ホームから撮影した非冷房・2扉クロスシート車時代の2800系の京都線急行です。(1971年9月頃)

 

京都市電ほか

1971年11月撮影のモノクロフィルムに記録されていた「梅田駅京都線ホーム移設工事完成記念乗車券(1971年11月28日発売の3枚セット)」です。左端の乗車券の絵は小磯良平画伯が旧・阪急梅田駅を描いた作品でした。

 

旧梅田駅のプラットホーム跡地です。(2021年11月撮影)

 

(参考画像)移転前の梅田駅に隣接していた旧梅田阪急ビル(阪急百貨店うめだ本店)です。

2004年の年末

2001年~2005年に撮影した旧ビル時代の梅田阪急ビル(阪急百貨店うめだ本店)でした。

 

2005年の阪急百貨店うめだ本店「建て替え前の世紀の売りつくし」のときの復刻版包装紙です。元々は1950年(昭和25年)から1960年(昭和35年)に阪急百貨店で使われていた包装紙のデザイン(本来はモノクロ)ですが、このときはカラー着色になっていました。

画像編集ソフトで元のモノクロイメージに変換してみました。

 

2022年4月1日に「大阪梅田ツインタワーズ・ノース」に改称された旧称・梅田阪急ビルです。

 

(参考画像)旧梅田阪急ビル(旧阪急百貨店うめだ本店)時代に残っていた旧梅田駅のコンコース跡です。

2001年~2005年に撮影した旧梅田阪急ビル内の旧梅田駅コンコース跡でした。

 

3.阪急三番街(全面改修の予定

現在の阪急三番街は、阪急梅田駅(今の大阪梅田駅)の移転とともに「川が流れる街」をスローガンにして1969年11月30日に開業しました。

 

開業当初は、世界初ということだった「川が流れる地下街」を一目見ようとする見物客で大混雑していたことを思い出しました。

 

♪川が流れてる 散歩道 光あふれてる この広場

 

開業当初はトレヴィの泉にあやかって、川や池にコインを投げ込む人が多かったのですが、それも今では懐かしい思い出です。

 

(参考画像)

ローマのトレヴィの泉です。(2018年6月撮影)

 

阪急三番街のコイン投げについては、一円玉を投げ込む人が多数派だったという記憶があるものの、はっきりとは覚えていません。

 

個人的には、阪急三番街の飲食店を利用する機会が今も多いため、再開発工事中の店舗閉鎖が気になるところです。

♪ have a nice time have a good day

(おわり)