今回は「麒麟がくる」は意識することなく、明知鉄道に乗ることを目的に恵那市まで来ました。
恵那駅に入線してきた明知鉄道の新形車両のアケチ100形です。
ヘッドマークもオソロシイぐらいのユニークさでした。
花札の2月の10点札である「梅にウグイス」を基本としながらも、5点札の「梅の赤短(アカタン)・・・あかよろし(明らかによろしい=たいへん素晴らしいという意味)の変体がなが書かれている赤短冊」にC12244のてつじいを描き加えた絵になっていました。
よほど花札が好きな方が考案したデザインのようにお見受けしました。
しかし、鉄道車両を見て、花札の解説をするのは、これが最初で最後だと思います。
(追加情報)ここまでは何も知らずにヘッドマークの内容だけを見て書き進めてきましたが、投稿直前に、念のためにネットで調べたところ、交通新聞社が「花札」から考案した「鉄札(鉄道花札)」というものがあるそうです。それは丸善ジュンク堂などで取り扱っているとのことです。その情報ではJRの鉄道花札となっています。花札の絵は鉄道イラストレーターの井上広大氏(阪神虎隊の同名選手とは別人)のデザインです。
そういうことから、明知鉄道のヘッドマークは、その「鉄札」に触発されて個人がデザインしたネーミングライツ(有償で掲出権を購入する方式)のヘッドマークなのかもしれません。
JR恵那駅の駅舎です。
明知鉄道恵那駅に駅舎です。
恵那のゆるキャラです。左が恵那市の「エーナ」で、右が明知鉄道C12244の「てつじい」です。
一日フリー乗車券を購入したところ、それは「明智光秀ゆかりの地 特別フリー乗車券」でした。
その乗車券には、明智の日本大正村の大正ロマン館に設けられている「麒麟がくる ぎふ恵那 大河ドラマ館」の入場券がついていました。
明知線は、恵那駅を出た後、かなり早い段階で山間部に入っていきます。
この日は寒く、積雪こそありませんでしたが、山間部では真っ白な霜が降りていました。
阿木駅で通学の高校生が一斉に降りてしまった後の車内です。
壁の色は木目調で阪急電車のような見た目の高級感があり、ロングシートではあるもののローカル私鉄としては立派な車両でした。
列車交換を行う岩村駅です。「麒麟がくる」ラッピング車両のアケチ14号がやってきました。
岩村は女城主「おつや」の岩村城があったところです。
ようやく明智駅の遠方信号機が見えてきました。
明智駅の場内信号機と明智駅の構内です。C12の244号機は車庫の中で冬眠中なのか、この日は見ることができませんでした。
(つづく)