リヨンを歩く(後編) | 鉄道で行く旅

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ヴュー・リヨン駅からケーブルカー(フニクラ)に乗り換えてフルヴィエールの丘の上まで行きます。

ケーブルカーはリヨンの市内交通の一つですのでリヨンの市内交通機関TCL(テ・セ・エル)の1日乗車券で乗車が可能です。

 

一番後方の立ち席から見たケーブルカーのヴュー・リヨン駅です。

 

フルヴィエールの丘に向かうケーブルカーの車内です。鋼索線車両の床に階段はなく、座席は全て山側を向いています。そういう点は香港のピークトラムと同じです。これは路線内の傾斜角度の変化に備えた座席配置なのでしょう。

 

ケーブルカーのもう一つの路線であるサン・ジュスト線はリニューアル工事のため運休中でした。

2011年11月に乗車したときのサン・ジュスト線です。こちらは生活路線に近いです。

 

ケーブルカー路線の大分部は地下線を走ります。画像は対向の鋼索線車両とトンネルです。

 

フルヴィエール駅に着きました。

 

駅出口の階段を上ると、目の前にあるのがリヨンのノートルダム(聖母マリア)大聖堂です。

 

リヨンのノートルダム大聖堂の内部です。

 

ノートルダム大聖堂のステンドグラスです。

 

ノートルダム大聖堂の近くから見たリヨンの市街です。ソーヌ川の手前が旧市街でソーヌ川を渡ったところが新市街です。

 

リヨンの街並みです。

 

リヨン

8年前に来たときは初冬でしたので、そのときは冬枯れのような景色でした。

 

手前にサン=ジャン大教会の塔が見えています。熊井啓監督の映画「深い河」でも、ここから見た風景が使われていました。

 

中央がリヨンの新市街の中にあるベルクール広場です。中央のルイ14世騎馬像も見えていました。

 

ユニヴェルシテ橋の右奥の大きな建物はリヨン第2大学です。

 

1894年に竣工したトゥール・メタリク・ド・フルヴィエールです。

 

現在のリヨンの街は古代ローマ人がローマの植民都市として紀元前43年に建設しました。画像のフルヴィエールにある古代ローマ劇場も、その時代に作られたものです。現在の古代ローマ劇場の姿は遺跡状態から復元したものだということです。

 

2011年11月に撮影した古代ローマ劇場です。このときは季節が悪かったためか観光客は誰もいませんでした。

ここも熊井啓監督の映画「深い河」のロケ地です。映画の中のシーンで奥田瑛二と秋吉久美子が、この場所で話し合っていたと思います。

 

ケーブルカーで下の街に降りた後、これもまた8年ぶりにリヨンのトラムに乗車しました。降車するまで満員でした。

 

リヨンの市内交通機関TCL(テ・セ・エル)の路線図です。太線のメトロはフランス国鉄の主要駅間の移動時に路線を乗り換える必要がありますが、リヨンのトラムは利用客が多い場所を走っているため、たいへん便利な乗り物です。

 

トラムの車窓から見たユニヴェルシテ(大学)橋です。リヨン第2大学とリヨン第3大学の間の道路から見た風景です。

 

2011年にトラムの車内から撮影した画像です。今回は、あまりにも混んでいたためトラム車内の撮影を自粛しました。

 

リヨン・パールデューの駅前です。駅前の雰囲気は8年前の記憶のままであり、ほとんど変わっていませんでした。

フランス国鉄の駅舎は改造工事中のようです。

 

帰りのリヨン・パールデュー駅で見たフランス国鉄の普通客車列車です。

牽引機の522394は「en voyage ... (「旅する」とか「旅行をする」という意味)」の塗装機です。見た瞬間は「落書きをされている電気機関車」だと思いました。

♪旅は 長く遠く 肩の荷重く ときに堪えかねて 涙をふけば ・・・ (小椋佳さんの「大いなる旅路」から)

 

リヨン・パールデュー駅からTGVでパリ・リヨン駅に帰りました。これで、フランスの旅は終わりです。

(つづく)