大阪・今宮戎神社の十日戎の様子です。
Osaka Metro御堂筋線で大国町へ。
Osaka Metroの御堂筋線・四つ橋線の大国町駅です。この駅は、関東地方以外では唯一、同一方向の別路線(しかも非分岐駅)の対面乗換ホームが存在する駅です。関東地方でも、このタイプの駅は7駅(赤坂見附、表参道、九段下、JR新宿、大岡山、所沢、小川)しかありません。つまり全国で8駅だけです。・・・戸塚駅や御茶ノ水駅は「線路別複々線」駅ですので、ここには含んでいません。
大国町駅から今宮戎神社まで歩きました。南海のサザンプレミアムが通過していきました。
今宮戎神社はそれほど大きな神社ではなく、ごく普通の町村の一般神社ぐらいの「郷社」の規模です。
「郷社」ですが「別表神社」に指定されており、「えべっさん(十日戎の前後3日)」のときには、凄まじい数の参拝者が、この神社に押し寄せます。
『改札制限』?ではなく、何度も入場規制がかかりながら、じわじわと拝殿に進んでいくところです。これが平日の午前の様子です。
拝殿の参拝が終わったら、境内で福笹を拝受します。今宮戎神社では福笹そのものは無料です。
続いて、有料で、希望する小宝(吉兆ともいいます)を授与します。「福娘会」というのは今年の福娘さんではなく福娘OGの有志です。
私の家では、私の代になってからは笹を拝受しないようにしていますので詳しくはありませんが、小宝は1つ1,500円から数万円の範囲だと思います。
高価なものは『商売繁盛』を熱烈に祈願する方が買い求めるものです。
小宝を求めている様子です。ん、札ビラを用意している人もいますね。
境内の本殿裏側の様子です。これは「念押し壁叩き」をする参拝者の行列です。
私の少年時代は本物の壁板だったと思うのですが、ずいぶん前から今宮戎神社では画像のように左右2カ所に大きな銅鑼(どら)が置かれるようになり、現在は壁ではなく、この銅鑼を叩くように変わっています。
左側の銅鑼を手で叩いている参拝者です。
参道で露天商が売っている福ザルや福熊手です。私の少年時代と変わらない風景です。
「えべっさん」の参拝後は地下鉄やJRで帰る人が多いと思うのですが、私は阪堺電気軌道阪堺線の恵美須町電停から帰りました。
大昔の地下鉄谷町線開通までは、おそらく「えべっさん」の参拝客も大いに利用していたのでしょうが、今は閑散としています。
上町線よりも鄙びた感じの阪堺線の風景です。
乗換駅の住吉(電停)で下車しました。
上町線の天王寺駅前行の堺トラムに乗り継ぎました。
これは乗換指定駅(住吉・あびこ道)からの乗り継ぎですので運賃は「1回の乗車(1乗車)」の取り扱いになります。
画像は帰宅後に自宅のパソコンで確認した交通系ICカードの利用履歴です。「1乗車」の210円だけが引き落とされています。
【現金払いの場合の乗り継ぎ方法は?】
住吉(阪堺線と上町線間の乗り継ぎ)またはあびこ道(あびこ道止まりの電車から浜寺公園行の電車に乗り継ぐ場合または堺方面から乗車している場合に恵美須町行と天王寺駅前行の電車を乗り換える場合)で下車するときに、乗り換え券発行機から乗り換え券を受け取ります。
(注意事項)
・2回目の乗車で往路の乗車方向に引き返すような利用はできません。
・乗り継ぎ時間は1回目の下車から1時間以内です。
・恵美須町と天王寺駅の間はOsaka Metro(恵美須町~天王寺180円または動物園前~天王寺180円)や大阪環状線(新今宮~天王寺120円)が便利です。私の場合は徒歩圏内ですので普段なら歩きます。
堺トラムの車窓から
姫松から堺トラムのクロスシート席に座ることができました。
姫松電停前です。右側1階の店舗は、昔は「ヒカリカメラ」というライカ正規店があったところです。今は不動産屋に変わっていました。
2007年に撮影した姫松電停前です。
明治末期の建築とされており2019年1月現在も健在です。
姫松の待合室の画像です。(2007年)
阿倍野交差点を渡っています。平野線の廃線跡です。昔あった「阿倍野斎場前」(古っ!)の電停が懐かしいです。
たしか、大昔に斎場が阿倍野から瓜破(うりわり)に移ってからも、平野線の廃止まで、上町線用の阿倍野電停と区別するための平野線の電停を「阿倍野斎場前」電停と呼んでいたのだと思います。
あべのハルカスが見えてくると終点の天王寺駅前です。
(おわり)