立山黒部アルペンきっぷの旅(3)信濃大町~扇沢 | 鉄道で行く旅

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松本から信濃大町に移動して大町市内のホテルに宿泊した後、早朝の路線バスで扇沢に向かいました。

松本駅で見たアルピコグループの松本電鉄上高地線の電車です。この3000形「なぎさTRAIN」は元京王井の頭線3000系を改造した車両です。かなり白々しいですけれど、「なぎさ」というのは「片平なぎさ」さんのことではなく、上高地線のイメージキャラクター「渕東(えんどう)なぎさ」です。

 

JRのE257系の回送です。これは特急あずさの付属編成の2両です。(追記:2018年当時の車両です)

 

松本から乗車した大糸線信濃大町行の211系です。36年前は、同じ区間をディーゼル急行「白馬」に乗車した記憶が残っています。

 

信濃大町から路線バスで大町市の日向山高原へ。

宿泊した「くろよんロイヤルホテル」です。所在地は長野県大町市内にあるのだけれども、「くろよん(富山県・立山町)」の名称です。まあ、ここは関西電力グループが立山黒部アルペンルートの開設に合わせて設けたホテルだからでしょう。

(2023年12月追記)くろよんロイヤルホテルは2019年9月30日をもちまして、営業を終了いたしました。

 

いまどきDOCOMOの3G電波でさえ届かない場所でしたが、部屋にソフトバンクのWi-Fiルーターが置いてありました。(左上)

 

夕食はホテル内の「吉兆」でいただきました。大阪中之島のリーガロイヤルホテルの吉兆が「神戸吉兆」ですので、ここも「神戸吉兆」なのだろうと思っていましたが、関西電力と吉兆本店との関係が強いためか、「くろよんロイヤルホテル」の吉兆は「本吉兆(大阪・高麗橋の吉兆本店)」の店舗でした。

地元の食材も使われており、たいへん美味しい料理でした。日本酒は大雪渓のアルプス吟醸・生貯蔵酒を選びました。

ご参考までに、吉兆創業者の湯木貞一氏(故人)の長男が本吉兆(大阪・高麗橋の吉兆本店)、長女の婿が東京吉兆、次女の婿が京都吉兆、三女の婿が船場吉兆(船場吉兆は不祥事により廃業済み)、四女の婿が神戸吉兆の暖簾を継承しています。

(注:吉兆の「吉」の字は「さむらいよし」ではなく「つちよし」が正しい字です。

 

「くろよんロイヤルホテル」からプレゼントされた関電トロリーバスの往復乗車引換券です。

中央が引換後の乗車券です。これは利用しませんのでコレクション用です。

下の画像は立山黒部アルペンきっぷについていた引換券から交換したアルペンルートの乗車整理票です。

 

日向山高原から扇沢まで乗車したアルピコ交通の路線バスです。

 

扇沢駅です。あれから36年。

 

扇沢駅の関電アメニックスの売店で関電トロリーバスのチョロQを購入しました。

 

観光シーズンではないため、それほど混んでいないと思いますが、それでもこの行列です。

 

今シーズン(2018年)限りの関電トロリーバスです。前方席を確保できなかったため後方席に座りました。

立っている客も結構いました。

 

扇沢駅を後にします。

 

旅行用の安価なカメラでは撮影が難しいです。

 

破砕帯付近です。石原裕次郎氏の映画「黒部の太陽」では、三船敏郎氏が、ここで運転手に途中下車を申し出て、トンネル内を歩いていましたが、それは映画の中でしかできないことです。

 

関電トンネルの貫通点です。

 

黒部ダム駅に着きました。

 

2019年から電気バスに変わります。

(つづく)