摂津市駅から箕面駅へ | 鉄道で行く旅

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先日、用事でJR千里丘駅まで行きました。

たまたまカメラを持っていた(?)ので、用事の前にEF66を撮影しました。

 

現在の千里丘駅です。「千里丘駅」の文字よりも「田村書店」の文字のほうが大きくて目立ちます。以前に見た名鉄西尾駅の「野田塾」の文字を思い出しました。

 

千里丘駅の東口にある「フォルテ摂津」です。あれれ、当初は「フォルテ千里丘」だったような?

 

『仕事』が早く終わったので、阪急の摂津市駅まで歩きました。

現在は、同じ摂津市内にある千里丘駅でも摂津駅でもなく、この阪急摂津市駅が摂津市の代表駅になっています。

おそらく旧・三島町から三島市にしようとしていたと思いますが、三島市では名前が他県と重複するため、代わりに旧国名を採用した市の名前の駅名です。昔の東海道線昼間電車急行とは関係ありませんが、東京~大阪間の大昔の153系急行の「なにわ」「せっつ」「いこま」「よど」「やましろ」「六甲」の愛称を思い出しました。

 

摂津市のマンホール蓋です。地模様が摂津市の「セ」の模様になってるマンホールの蓋です。

 

十三で宝塚線に乗り換えて石橋駅へ。

箕面線の8000系に乗って箕面まで行きました。私が少年時代に初めて箕面線に乗ったときには車内の照明が白熱灯の車両でしたので、おそらく500形だったと思います。

 

【特別付録】

日生エクスプレスの増結車両だった頃の8000系8040形です。(2002年6月)

 

プラットホームが曲線を描いている箕面駅です。箕面駅は現在の阪急電鉄の前身である箕面有馬電気軌道の箕面公園駅として1910年(明治43年)に開業しました。大正時代までは、頭端式(行き止まり式)のプラットホームではなくヨーロッパのトラム(路面電車)によくあるようなループ線を設けて、電車の進行方向を変えていました。

 

今回の目的は、知識としてはあったものの、現地確認をしたことがない箕面駅(箕面公園駅)のループ線跡を確認することでした。

古地図によりますと、ループ線の軌道は、この改札口あたりを通っていたようです。

 

箕面駅前のロータリーやバス停がループ線跡です。

 

ヨーロッパなどではトラムのターミナルにループ線が設けられていることがよくあります。

ウィーンのトラムです。Prater, Hauptallee電停のループ線です。日本流に意訳すると「プラーター公園通り中央」というところでしょうか。

 

アムステルダム中央駅前のトラムです。この駅前が、見た目はループ線とは思えない大きなループ線になっており、しかも2つのループ線が設けられています。

 

香港のトラムです。

香港島のトラムの「そう箕(き)湾電車総站」のループ線です。「そう」の文字が機種依存文字のため「ひらがな」で書きました。

 

さて、箕面(公園)駅のループ線に戻ります。

古地図によりますと、現在は泉州池田銀行箕面駅前支店が入っているビルのところをループ線が通っていました。

 

泉州池田銀行箕面駅前支店が入っているビルの南側です。坂道になっていますので、軌道跡は坂道を上がり切ったあたりだと考えられます。

 

さらに南に歩いて行ったところにある住宅地の段差です。

 

この石段の上のところが軌道跡だったようです。

 

ループ線が再び元の軌道と合流して『箕有(きゆう)電車』が方向転換を終えていた場所です。

 

阪急の社章

2007年の阪急電鉄創立100周年のときに販売された社章ピンズセットです。

(注:阪急の創立は1907年、開業は1910年です)

社章は、左から、箕面有馬電気軌道(1907年創立~1918年)、阪神急行電鉄(1918年~1943年)、京阪神急行電鉄(1943年~1973年) ・・・ 以降は阪急電鉄です。

 

2006年の箕面市制50周年のときに箕面駅で撮った今は亡き阪急3100系です。