市立枚方宿「鍵屋」資料館 | 鉄道で行く旅

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先日の「淀川浪漫紀行」の船旅に「市立枚方宿鍵屋資料館」の入館券がついていましたので、3回目の訪問ですが、館内を見学しました。


堤防の右端が「鍵屋」の建物です。

桂米朝師匠の話では、三十石船の船内で行われていたギャンブル(花札など)で、途中で勝ち逃げすることを『枚方する(途中地の枚方で下船する)』と言ったということでした。

 

枚方船着場から上陸しました。江戸時代の三十石船時代にも船着場があり、枚方(ひらかた)は宿場町として繫盛していたそうです。

 

その淀川の枚方市内の右岸にあった「郵便屋の渡し」の石碑です。

京都~大阪間の官営鉄道(部分開業した官営の東海道本線の前身)の開業と枚方との関係が書いてありました。

 

その近くに「鍵屋」の資料館が見えていました。

京街道の鍵屋です。鍵屋は江戸時代に伏見と大坂を結ぶ船宿として栄えました。今は枚方市の資料館ですが、1998年まで料亭として営業していました。

 

「鍵屋浦には碇がいらぬ三味や太鼓で船とめる」と「淀川三十石舟唄」にも歌われた「鍵屋」です。

 

袖壁(「うだつ」ともいう)に描かれている鍵の印です。

 

館内も撮影しました。リーフレットにインターネットでの館内画像公開は「許可制」と書いてありましたので館内の画像公開を自粛します。

といいながらも、展示資料は画像内に写っていない鍵屋・別棟2階「大広間」の画像だけは掲載します。

 

船内でもらったパンフレットの情報を見て、枚方公園から枚方駅に向かいました。その編成が元2000系初期車の2600系でした。

 

枚方市で交野線の10000系「トーマス号」に乗り換えました。画像は下車した宮之阪駅です。

 

宮之阪駅の近くにある「くらわんか餅の世界」という菓子店です。(2017年12月当時)

「くらわんか餅」は、以前は枚方公園駅が最寄り駅の「ひらかたパーク」の門前の商店街で売っていたものですが、それが宮之阪に移転していました。お店の人から聞いた話では「ひらかた菊人形がなくなってから客層が変わり、くらわんか餅がそれほど売れなくなったので住宅地の宮之阪に移転した」ということでした。

(追記:2020年に「くらわんか餅の世界 枚方本店」は枚方市伊加賀本町に移転しています)

 

どちらかというと、やや野暮ったい(「十三やきもち」に似ていた)餅だった「くらわんか餅」が、このような「おしゃれ」な餅に変わっていました。

 

【参考画像】

2010年に枚方公園駅前の「くらわんか餅・菊水」さんで買った「くらわんか餅」です。

 

お店から天野川(あまのがわ)の土手を経由して枚方市駅まで歩きました。画像は天野川から撮影した京阪交野線の電車です。