南海和歌山港線(前編) | 鉄道で行く旅

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スルッとKANSAI_3dayチケットの2日目の旅です。南海の難波駅から和歌山港に向かいました。
和歌山港線

難波発の特急サザンです。今では和歌山市行がほとんどですが、数少なくなった和歌山港行に乗車しました。

和歌山港線

紀ノ川を渡ります。あと少しで和歌山市駅です。

和歌山港線

和歌山市駅で下車せずに、終点の和歌山港に向かいます。旧・久保町駅(道路の交差点名は久保丁)付近です。


特急サザンの旅

久保町駅の跡地です。(2015年7月撮影)

和歌山港線は、この旧・久保町駅までが南海の所有路線で、旧久保町駅以南は和歌山県が第3種鉄道事業者になります。(南海は運行業務を行う第2種鉄道事業者です)

注:和歌山市~(旧)久保町は、国が臨港整備地域に認めなかったため、南海が自社路線を臨港整備地域の境界まで延伸した区間です。


和歌山港線

和歌山港駅に到着した特急サザンです。(2016年)

和歌山港線

1988年に乗車したときの南海の急行列車です。


和歌山港線

現在の特急サザンの和歌山港行は、南海四国ラインとの連絡客が多い便に限って運行されているようです。明石海峡大橋などの開通により四国ラインの高速船はすでにありません。

このため、2016年現在の特急サザンの和歌山港駅乗り入れは平日が3本、土休日が2本だけです。


和歌山港線
和歌山港駅の時刻表です。昔に比べると列車本数が少なくなり、超ローカル線になっています。


特急四国号
1970年頃に和歌山市駅で撮影した特急四国です。この頃は和歌山港行の本数も多く、帰省シーズンは満員でした。

和歌山港線

1988年に和歌山港駅から水軒駅まで乗車した南海1521系です。

この電車に乗り込んだときに、車掌さんが車内放送で「この電車は水軒行ですよ!和歌山市には行きませんよ!」と言われたことを覚えています。口調としては叱責のような感じでした。

何しろ、和歌山市~水軒は路線維持のための「レール磨き」運行でした。1日に2往復の最低義務を守るために運行されているような感じだったのです。

和歌山港線
2002年に和歌山県所有の臨港鉄道区間のうちの和歌山港~水軒が廃止されています。

この後、その旧・水軒駅までの廃線跡を歩きます。

(つづく)