第26日 不信の根源

 

不信とは、疑い、疑問、不可解、想定外等から派生した抽象的であいまいな感情です。あいまいとは、他の感情(愛情、独占欲、金権欲、本能など)と絡み合うことがあり、解析が難しいためです。

不信は、人類が感情を持つことで生まれました。複雑化する人間関係の中で、生きる為に、相手を分析し、敵味方か見極め、不信の有無や程度に応じて、相応の自己防御をとる必要があるのです。

しかし、時として不信は不満につながり、高じて暴発し自己の破局を招く危険もあります。

 

不信には、物事に対するものと、人に対するものがあります。

物事とは、事件、政治、社会の流れ等々。人とは、個人、集団、組織等です。

物事の不信要因は、結局、人が絡んでいますから、不信とは、全て人間関係といえます。

自分以外の人に対して不信を持つ原因は、相手の言動が自分の意に反している場合と、言動には関わりなく相手を否定する場合があります。

言動によらずに相手を否定する原因は、環境や洗脳(政治的、宗教的、思想的な喧伝等)による追従的不信、外形や身なり、仕草や雰囲気等肉体的個性に対する不快感や、排他的闘争心による感情的不信があります。

追従的不信の発信元に、支配特権階層があります。その目的は、支配特権階層の維持と圧倒的多数の下位階層民との分断・強化です。特権階層は、富裕・上流層と大衆・下流層、超大企業と一般企業、米欧系国と露中・一般国、キリスト教と諸宗教・一般等の差別分断化を進めています。地球人口の増大と総合的環境の変化は、人類を階層種別管理する必要があると考えたのでしょう。

言動による要因は、本人に直接言動を確認した直接的言動(直接的言動不信)と、本人以外の人から伝えられた間接的言動(間接的言動不信)があります。間接的言動の媒介には、噂、報道、出版物等です。

言動を判断する時、自己の個別標準思考体系と比較します。個別標準思考体系とは、1個人の誕生から成長過程を経て作成した心の感情的、理性的な仕組みです。一人ひとりは、この心の仕組みによって発言・行動し判断します。想定外の事象に対しては、経験等から自分なりの実行対応や対応を想定(標準想定)します。標準想定を含めた標準思考体系を外れた事象が疑問になり、感情的要素が加味されて不信になります。

また、追従的不信には、競合不信、同調不信があります。

競合不信とは、洗脳等によって生じた不信(他人の意見を論拠とする同調不信)を、他の同調者と意図的に競合、喧伝し不信を誇張拡大することです。