第4日 閉鎖的自我

 

閉鎖的自我について考えてみます。

人は世代を越えてDNAを引き継いでいます。その遺伝情報こそが人をつくっています。ヒト固有の遺伝情報が示すものが自我の基本プログラムといえます。プログラムには、人が生きていくために必要な最小限の情報が組まれています。誕生とともに、プログラムは起動します。実生活を経験し、プログラムの修正・削除や加筆等が進められ、その人なりのプログラムが作られていきます。

経験する実生活は家族・限られた地域で交流も狭いもので、閉鎖的環境にならざるをえません。プログラムは閉鎖的世界を前提とした自我を作ることになります。

閉鎖的自我は、本能に基づいた選択なのです。

閉鎖的自我は、生理的欲求を中心にして、様々な欲望の枝葉を発展させています。独占欲、出世欲、金欲、権力欲、支配欲等々です。

 

閉鎖的自我は自己中心的ですので、他者と多くのトラブルを生みます。

閉鎖的自我は自分の正当性を頑なに信じています。

現代は、同じような閉鎖的世界観を持つ人々が、大勢を占めています。そして、トラブルや問題を解決するために、価値観の共通化を模索し、共有できる世界観・秩序をつくっています。(これに対して、開放的世界観を持つ人々は、政治や社会の表面に出てきていません。)