面白い。 | Work , Journey & Beautiful

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オルタナティブな学びを探求する

僕は日頃から「面白い」「そのままやっても面白くない」と面白い/面白くないという言葉を使う。仕事で何かを判断するときも、誰かの話を聞いている時も、遊んでいる時も、よく使う。さて、この面白いについて、最近気付いたことがある。どうにも自分の言う面白いという言葉が若干他の人とズレているようなのだ。厳密にいうと、この言葉に込めている(あくまで主観的な)意味が三通りあり、三つ目の意味で使う人があまり周囲にいないことに気がついた。

 

一つ目の意味は、いわゆる吉本新喜劇的な面白い、である。ウケる、とか笑える、と言い換えてもいい。大体この言葉を口にするときは笑っている。そしてこの意味で面白いという言葉を用いる人にはよく出会う。

 

二つ目の意味は、興味を惹く、という意味で用いる。誰かの何かしらの言動や物の珍しさに心惹かれている時に使う。この言葉で面白いという言葉を用いる時には、どこか関心した表情や姿勢をしていると思う。この意味で面白いという言葉を用いる人も比較的よく出会う。一つ目の意味で使う人ほどではないが。

 

三つ目の意味は、純粋なユニークさを感じた時に使う。ここで言う純粋なユニークさというのは、単に唯一無二であるとか、単に変わっているということを意味しない。ではどういうものがユニークなのかというと言葉にするのは中々難しいのだが、コンテキストがあり、必然にして唯一無二であるが故に、既存の概念に問いを投げかけるようなもの、という意味だ。そこに人の意志があるかどうかは関係がない。何かに対してこの言葉を口にすることはさほど多くないのだが、口にするときは晴れやかさと驚きと悔しさとが重なったような複雑な気持ちになっている。この意味で面白いという言葉を使うひとにはあまり出会わない。


これらの言葉の意味を踏まえた時に自分で自分に対して思うことは、さほど面白い人間ではないし、面白いことをやっているとも思わないが、面白い何かを生み出せるのではないか?といったところだろうか。