国が違えど、組織が抱える本質的な課題はあまり変わらない。 | Work , Journey & Beautiful

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オルタナティブな学びを探求する

僕のクライアントは外資系企業が多い。その理由はいくつかあるが、外資系企業特有のスピード感と意思決定プロセスが自分に合ってるんだと思う。また、日本法人と外資系企業とで人材育成についての考え方が違うというのも大きな要因だと思う。


勿論これは僕の「肌感覚」であり、何の根拠もないが、僕が感じる日本法人と外資系企業との違いは下記の通りだ。


•前提として日本法人も外資系企業も人材育成の重要性は理解している。

•日本法人は教育はできることなら内製化したいと考える会社が多い。

•外資系企業は教育はできる限り外部のリソースを活用して実施すべきだと考える企業が多い。

•そのため、日本法人ではやむなく内製できない部分だけを外注しようとする。どうしても社内リソース(カネと時間)は教育の内製化に割かれる。人材育成戦略などを設計する時間を設けるよりは具体的なトレーニングプログラムの作り込みに時間を割くため、育成ノウハウは蓄積する。

•外資系企業は人材育成戦略を立案すれば、具体的なトレーニングは外部に任せようとする。その分の時間を人材育成戦略の策定、検証に割くことになる。そのため組織的に体系だった人材育成の仕組みが出来上がりやすい。


どちらかというとプログラムのディテールよりはその組織の人材育成戦略を踏まえて価値提供をする僕のスタイルは外資系企業との相性が良いのか、あまりストレスを感じることなく仕事が出来るのはありがたい。


教育効果、という観点でどちらが良い•悪いというわけではない。ただやはり外資系企業であろうと日本法人であろうと、人が集まる組織が抱える課題はさほど変わらないんだよね。本質的な課題は国が違えど大体似ている。組織の流れと全対象から組織の問題を掘り下げていけば大体似たような課題に行き当たる。

今自分が研鑽し続けている課題解決メゾッドは、結構汎用性が高いというのが様々な外資系企業の支援をしていて気付いたこと。


まぁ、日本を離れる気は更々ないですが。






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