地中からガラが出てきた話 | 走る不動産屋の2代目日記 season4

走る不動産屋の2代目日記 season4

不動産屋の日常を書いています。そして、走ります。愚痴ります。 
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「おたくはいい加減な土地を販売してるのか?」

朝一番からこんな怒りの電話がかかってきた。


まずは落ち着いて話をしましょう。


このAさん、実は10年前に土地を買ってもらった。で、その時に建築メーカーが仲介に入っていたんだけど、結局そのメーカーでは建築せずに今日まで寝かせておいたらしい。(すっかり忘れていたくらい)


で、今年になって建築をしようかと、基礎工事を始めたところ地中からとんでもない量のガラクタが出てきたというのだ。

実際に写真を見せてもらったがものすごい量で300kgくらいはあるかもしれない。

で、問題なのはここから。

当時の売買契約書を引っ張り出してみたら、こんな文言があった。

「建築する際に売主は2年間の瑕疵担保責任を負う」

そう、既に10年経過しているので、法的には売主の責任はないことになる。

でも、でもですよ、当時すぐ建築を初めていたら当然出てきたガラクタ。

つまり、いつ建築をしても建築という目的が果たせない土地を売ってしまったことになる。

当時の担当は会長である父なので、売主さんに連絡をしてもらった。

これは本当に運がいいというべきか、売主さんが父の同級生だったこともあり、「それは大変だ。こちらで撤去費用を出します」と対応してくれた事と建築メーカーが最近よく出入りしていた担当者だったのだ。

なので、話は早い。その基礎工事の業者に見積りを出してもらって撤去してもらった。
費用はざっと100万!!!!

これね、売主がうるさい人だったら、絶対に拒否されてた。

「10年も前だろ!しかも、責任を負うべき2年はとっくに過ぎてるだろ!知らんぞ!!」

ってなってもおかしくないし、そうなったら裁判だ。

あとになってから、こんなクレームを防ぐためにやっぱり事前の地盤調査は大事。

肝を冷やした事件でした。電話の瞬間、「ああ、会社は損害賠償で倒産するかも」ってよぎりましたもん。 怖い怖い。