大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手が、日米通算200勝を達成したそうですよね。
本当にすごいことですね!
おめでとうございます
野球に興味のない私が、なぜ急にこの話題を出したかといえば。
もし、令和の時代にダルビッシュが生まれていたら、たぶん「大投手ダルビッシュ」は誕生しなかっただろうな、と思うからです。
ダルビッシュは若い頃、マジでヤンチャでした
高校生のときにもタバコ騒動があったんですが、日本ハムに入団してすぐのキャンプのときは、パチ屋でタバコを吸っているところを週刊誌にスッパ抜かれて、大騒ぎになったんです
ま、パチ屋に入ったときは18歳にはなってましたけど、卒業式前なんで、身分は高校生だったわけです。
もちろん、20年前の当時も、ダルビッシュはテレビやスポーツ新聞でめちゃくちゃ叩かれましたけど、それでも日本ハムの偉いさんたちは、ダルビッシュを謹慎にはしても、クビにはしなかったんですよね。
おかげでダルビッシュは1年目から活躍し、超一流の投手となってさまざまな賞を受賞してアメリカに渡り、今にいたるわけです。
でもね、たぶん、きっと。
「令和の」高校球児がコレをやったら、一発アウトでしょうね。
コンプラ令和では、「18歳のお子ちゃま」であっても過ちは一切許されない。
赤の他人が、誹謗中傷コメントや誹謗中傷電話を、本人だけでなく、球団や、学校や、家族や、家族の勤務先や、市役所や、宮城県内のあらゆる店に、叩きつけてくることでしょう。
そして、若くて才能溢れる「令和のダルビッシュ」は、野球人生を入り口で閉ざされ、才能を潰され、日本中を湧かせるスターになることもなく、WBCで「アニキ」と呼ばれ、後輩たちに惜しげもなく自分の技術を伝授することもなく、イケメンで有名なだけに顔バレして普通の仕事につくこともできず、オレオレ詐欺の受け子あたりになるでしょう。
そんな社会でいいのかね?
差別やいじめに寛容になる必要はまったくないけれど、若者の「失敗」にはもうちょっと寛容でありたい。
かつて「若者」だったころ、バカすぎる失敗や、トンデモなやらかしばかりしてきた私は、そう思うのです。
「若い」って「バカ」ってことですからね