ドラマ『燕は戻ってこない』。とくに第2話、激推しです | てっちゃんの明日を探して

てっちゃんの明日を探して

小説やドラマの感想、それと時事問題について、思ったことを書き殴るブログです。

このところ、パソコンの動作が遅すぎてイライラしまくっていたのですが、ネットに載っていた対処法をすべてやっても直らず、ついにフリーズしたのでアタマにきて💢強制シャットダウン!!

そうしたら、なぜか一気に症状が改善し、ウソのようにGoogle検索がスラスラ開き、「こんなことってあるんですか😱」と驚愕している、てっちゃんです。

すっかり気分がアップしたので、いつものように行ってみよう!照れ

 

このドラマ、見てる方いらっしゃいます?

 

 

吉川英治文学賞・毎日芸術賞をW受賞した桐野夏生さんの小説を、NHKがドラマ化したものなんですけど。

私、桐野夏生さんはわりと好きな作家さんなんですが、この小説は未読なので、どんなものか見てみました。

 

あらすじはこちら下差し

派遣社員として暮らすリキ(石橋静河)は悩んでいる。職場の同僚から「卵子提供」をして金を稼ごうと誘われたのだ。生殖医療エージェント「プランテ」で面談を受けるリキ。そこで持ち掛けられたのは「卵子提供」ではなく「代理出産」だった。元バレエダンサーの草桶基(稲垣吾郎)とその妻、悠子(内田有紀)が、高額の謝礼と引き換えに二人の子を産んでくれる「代理母」を探していた―。

 

桐野さんの原作ですから、楽しい話ではないことは予想してました。

現実の暗~い側面を切り取った、社会派のドラマだろうな、って。

 

でも、主人公・リキの境遇は予想以上に過酷です。

29歳の彼女は、昼ご飯が目玉焼きをのっけただけの白米弁当で、「今日は外食で贅沢しよう」と出かける先は、コンビニのイートインコーナー。

しかも、サラダすら買えず、カップラーメン1個しか食えない極貧生活。

ボロボロの安アパートに帰れば、アタマのおかしなおやじに絡まれ、怖くて電気もつけられないため、懐中電灯で入浴する生活。

当然、彼氏もいないし、友達もいないし、仲良しの叔母が死んでも葬式に帰るカネもない。

何も持っていない彼女が唯一、持っているもの。

それは「妊娠できるカラダ」です。

以前、男に騙されて妊娠・中絶したという、これまた絵に描いたような悲惨な過去があるからね。

 

一方、世界的バレエダンサーと結婚し、裕福な家に住んで、いい服を着て、好きなイラストを描く仕事を続けている、悠子。

何でも持っている彼女が、唯一持っていないもの。

それもまた「妊娠できるカラダ」です。

 

この2人の女の運命が交差するとき、どういうドラマが生まれるのか。

桐野夏生さんの映画化された小説『東京島』を彷彿とさせる設定、つまり「女であることを武器にして」リキがどう人生を切り開いていくのか。

楽しみでなりません。

 

というストーリーもいいんですけど、俳優陣がまたいいんですよ照れ

薄幸だけど弱くはない主人公に、石橋静河はぴったり!

優雅に嫌なことしか言わない姑に、黒木瞳はぴったり!!

自分の遺伝子を残すことに固執し、現実から浮いてる感のある夫に、吾郎ちゃんはぴったり!!

でも、いちばんすごいのは、主人公の同僚役を演じている伊藤万理華さん!

え?こんな演技派の若手女優さんいたんだポーン

風俗と病院受付の二刀流爆  笑をしながら、どう見てもクズな男に貢いでいるダメダメな女を、すごいリアリティで演じています。

 

が!!!

あのですね、第2話で出てくる、悠子の友人「りりこさん」を見た途端、社会派ドラマを見るときの真剣さが、ぜんぶぜ~~んぶ吹っ飛んでしまいましたわ爆  笑爆  笑爆  笑

この人の場合は、俳優さんの演技力とかなんとかじゃなく、役の言動がすごすぎる!!

何しろこの人、「春画アーティスト」だからガーン

画面に登場したわずか10分くらいの間に、ココにすら、私ですら書けないような、お下劣ワードと行動のオンパレード爆  笑

いやホント、われこそはエロ好きなり、という方は、2話のりりこさん登場シーンだけでいいから、ぜひ見てほしい!

NHKの攻め具合に、卒倒することうけあいですニヤリ

ただし、しばらくはシュークリームやエクレアが食べられなくなるかもだけど爆  笑

 

いや、原作のりりこさんもこんなんなのかな?滝汗

こんな人物、NHKが創作するわけもないから、当然そうだよね。

エロはもちろんのこと、アンタのダンナが嫌いとか、アンタのイラストは言われたとおりに描くだけだとか、言いたいことをズバズバ言うこんな友達がいたら、楽しいだろうけど・・・しょっちゅうは会いたくないかも爆  笑

 

『虎に翼』も今週は怒濤の展開で、絶好調チュー

こんなにいろいろアニメやドラマを見ていなければ、ほかにも見たかった作品目白押し。

今年も受信料、喜んで!なNHKなのでした。