今月の私はすごいんです!
1か月で3回も、映画館で映画を観ているんですよ!!
「そんなの私、毎月だよ」という方もいらっしゃると思いますがこれは私的には快挙です
こんなに毎週映画館で映画観たの、学生時代以来だと思う。
そのうち2本はブロ友さんのお導きなんだから、ありがたいやね
私をステキな作品へと誘ってくださったおふたりには、改めて心からの感謝を
では、その映画3本をご紹介しましょう!!
といっても、私は根性がないので、ごくごく簡単に
1本目は、前にブログに書きましたBLアニメ『ギヴン~柊mix』でございます。
詳しくはそちらをご覧ください・・・とリブログしようとしたら、複数のリブログをするにはコードの書き換えとかしないといけなくて、めっちゃ面倒らしい
なので、挫折_| ̄|○
ちなみに、2/8の記事です。
2本目は、1970~80年代ソビエト占領下のエストニアを舞台にした、LGBTQ映画『ファイアバード』。
↑こちらのブロ友さん(とお呼びしていいのか、まだドキドキ)の紹介記事がすばらしすぎて、私がプラスすることはとくにないので、まんまリブログさせていただきます
あ、でもちょっとだけ💦
まず、エンドロールになっても席を立ってはいけません!!
館内の灯りがつくまでちゃんと画面を見ていましょう。
それと、視聴された方はみなさま、ゲイカップルの片方・ローマンにイラつくようなのですが私は彼のこと、そんなに嫌いじゃないんです。
これとちょっと話の流れが似ている『君の名前で僕を呼んで』という映画では、少年・エリオに一生消えない十字架を刻んだ年上のオリヴァーに私、怒髪天だったのですが、ローマンはそこまでじゃない。
彼は弱い人間で、自分を守るために卑怯な振る舞いをたくさんするんですが、だったら自己保身に徹すればいいのに、どうしようもなくセルゲイに惹かれて会いに行ったりするのが、なんというか「コイツ、ほんとバカだなあw」ってちょっと愛おしく思えたりするんですよね。
女性と結婚して、彼女たちを逃げ道にするのも、映画『ブロークバック・マウンテン』同様、本当にひどい話なんですが、戦争となったら誰もが周りにかまっちゃいられなくなって、なんでもかんでも利用するように、この映画もブロークバックも、あの時代・あの場所でゲイが生きていくということは、「いつ殺されてもおかしくない」戦争に等しい状態だったのかも、とか思っちゃいました。
3本目はいちばんの問題作!!ゴールデングローブ賞やベネチア国際映画祭金獅子賞受賞の『哀れなるものたち』。
橋から身を投げて死んだ、妊娠中の若い女性。彼女の死体を手に入れた天才外科医(彼の見た目のほうがフランケンシュタイン!)は、まだ生きているお腹の子の脳を彼女の体に移植し「ベラ」として蘇らせます。成人の体に赤ん坊の脳をもつベラは、世界をあるがままに見つめ、やがて未知なる世界を知るために、大陸横断の冒険に出かけます。時代の偏見から解き放たれ、平等と解放を知ったベラは、驚くべき成長を遂げていくのです。
いや、あの、この映画、本当にすごいですよ
18禁も当然の、上とか下とかキュウリとかさまざまなHシーン満載、というのはさておき
時代設定はいったいいつなのか、服装や馬車は18世紀のようにも見えるけど、ベラが訪れるリスボンには空飛ぶ車のようなものが行き交っているし、外科医の家にはアヒルの頭に犬の体、というようなキメラが跋扈するし、話の内容は奇想天外だし、監督とスタッフのあふれ出るイマジナリーに酔ってしまいそう
黒とピンクが溶け合う禍々しいのに美しい空とか、現実とは違うリスボンやアレクサンドリアの街とか(とくに、途中で階段が崩れ落ちているアレクサンドリアの砂の城のようなホテルは絶品!)、大胆で奇抜なのにロマンチックなベラたちの衣装とか、映像美がものすごいんですよ!
観ているだけで圧倒されます!!
こういう使い方ならCGもぜんぜん悪くない!!!
そうした豪華絢爛な背景のなか、ロボットのようにギクシャク歩き、カタコトを話す「赤ん坊」から、哲学書を読みこなし、医者を目指す「自立した女性」へと変貌を遂げるベラ。
彼女を変貌させたのは、旅先でのさまざまな人々との出会い、とくにパリの売春宿で娼婦をした経験です。
生と性は切り離せないもの、性を遠ざけては人は真に成長しない、という監督の哲学?が伝わってきますね。
彼女をもてあそんで捨てるつもりが、身も心も虜になって、身を持ち崩すダンカンや、ベラの「体」にあたる自殺した妊婦の夫など、女性を抑圧し、管理し、自分の支配下に置きたがる男たちと、何ものにもとらわれず、何事にも体当たりして経験から学び、自由な精神をもつベラとの対比の、なんて鮮やかなこと!
この難しいベラという役どころを、それこそ体当たりで演じた女優エマ・ストーンに拍手です
裸どころか胸の谷間すらNGの、日本のお嬢様女優たちに見習ってほしい!!←『不適切にも~』小川先生言うところのかたせ梨乃は除く
この映画のラスト、男性のみなさまはとくに、心底ぞっとすると思いますよ
古くさい価値観でアタマががちがちの男性のみなさま、女性たちに「進歩」させられないようにお気を付けあそばせ