19日に母と一緒に参加した『大磯ぶらぶら吟行』の後編です。前編では、大磯の町をみんなでぶらぶら歩いたことを書きました。
大磯は、近い距離に海と山があり、路地と小さなお店が沢山ありました。今回の集合場所だった書店「つきやま」もそうだったのですが、古民家を改装した(と思われる)オシャレなカフェやお花屋さん、パン屋さんなどがそこここにありました。
逆に、私が歩いた範囲では、チェーン店は見なかったように思います。お陰で非日常を味わえました。
線路沿いを歩くもの楽しかったです。
お昼ご飯は、つきやまの隣の古民家カフェ『茶屋町カフェ』の2階で頂きました。
焼売とつくね、おからなど。みんなで同じものを頂きましたよ。美味しかったです。
皆さんとおしゃべりしながらお昼を頂き、その後このテーブルで俳句を作りました。一人3句を提出しなければなりません。私もなんとか出来てよかったです。
その後、句会の会場である鴫立庵(しぎたつあん)へ歩いて移動。堀本先生の後ろ姿です。
鴫立庵は、西行ゆかりの庵で、西行の和歌
心なき身にもあわれは知られけり 鴫立つ沢の秋の夕暮れ
に因んで名付けられたそうです。鴫(しぎ)は、水辺に住む渡り鳥とのこと。
母は、何回か来ているようですが、私は初めて。
こちらのお座敷に、みんなで座って句会をしましたよ。
句会のやり方は、私が毎月参加している句会と同じで、このやり方ですと、誰が書いた句か分からない状態で選句が出来るのです。
先生も含めて13人が3句ずつ出して、その中から自分のいいと思った佳作3句、特選1句を選んで一人ずつ発表します(披講)
一番びっくりしたのは、私と母のことを詠んでくださった方がいたのです前編に書きました植物「シモツケ」を挟んで母娘が笑い合っているというような句で、とても素敵な句だったのですが、照れてしまって、その句は頂き(選び)ませんでした。今思えば、その句を頂けばよかったです。(激しく後悔)
他にも母が名前を言っていたお花「ぺらぺら嫁菜」を詠まれた方がいました。母の植物好きが少しはお役に立ったのかもです。
私や母の句も、皆さんから選んで頂き嬉しかったです。先生は、私たちより少し多めに佳作と特選の句を選んでくださったのですが、なんと!
私の句を佳作の一つに、母の句を特選の一つに選んでくださり、特に母の句はすごく褒めてくださいました。これも嬉しかったです
先生は、特選を3句選ばれたのですが、そこに母の句が入るとは!(先生も誰の句かわからない状態で選句されました。)
みんな自分が選んだ句の選評を言うのですが、勉強になりましたし、この日みんなで同じ景色を見て来たので、句の背景がよくわかるんですよね。
同じ景色を見て、同じ体験をしても人によって、印象に残ることは様々。どこを切り取って句にするか。
また選句をする時に、最初はその句の良さがわからなくて、自分では選ばなくても、先生や他の方が選ばれて、その選評を聞くと、「ああこの句は、そういう意味だったのか。そんな良さがあったのか。」と気付かされて、後から「いい句だな。」と思うことも多々ありました。
堀本先生、主催者様、参加者の方々皆様が、優しくて和気藹々とした吟行でした。
この度、準備段階から母のことで大変お世話になりました主催者のU様。素敵な笑顔で、終始温かく接してくださいました。感謝です✨
母、なぜか帽子かぶってます😅
穏やかで温かいお人柄の堀本裕樹先生。先生には色々教えて頂き、写真も一緒に撮って頂き、嬉しかったです
とても楽しい一日でした。母もすごく楽しかったそうです。
堀本先生と主催者のU様、参加された皆様に感謝で一杯です。
ありがとうございました。
前編はこちらです。