今日師匠のお稽古に行って、師匠に言われたことは、「ブログでもっと自分の思ったことを書いてみたらいいんじゃない。」ということでした。
たしかに、私のブログは思ったことよりも◯◯しました、◯◯食べましたというのが多いですね。それは、夜寝る前に書くので、あまり時間をかけずに書く手段の一つでもあるのですが、あまり本音を見せたくないという気持ちもあるかも知れません。
たまに思ったことを書く時もありますが、恥ずかしい気持ちもあったり、つまらないこと言ってるなと思われたらイヤだなとか思ったり。
でも、師匠のおっしゃる「ブログに自分の思ったことを書いて、自分がどんな人か知ってもらって、好きになってもらう。そこからライブに来てもらったり、お弟子さんになってもらったり。鉄駒をセルフプロデュースするんだよ。」という言葉が
響きましたので、今日から少しずつ自分の思ったことを書いてみたいと思いますね。
言われてみれば、師匠のブログは師匠の思ったことがよく書かれていますね。
今回の師匠のおさらい会で、うちのお弟子さんが3人出させて頂きました。実は、これまでにも師匠のおさらい会にお弟子さんを出させてもらったことは何回かあるのですが、今回思ったのは、
お弟子さんが本番で上手くいかなかったところについてですが、お弟子さん本人はすごく悲しかったり、悔しかったりすると思うんです。
それに関して私も「お稽古では出来ていたのになんで。」とか「もっと落ち着いて弾けば、弾けたのでは。」などと思うと同時に、
「悔しい気持ちはよ〜く分かりますよ。私も何度も経験してきたので。」とか「上手くいかなかったところはごく一部で、他のところはしっかり弾けてましたよ。」などと励ましたい、慰めたいという気持ちがわき起こります。
勿論そういう言葉を掛けてもいいと思いますし、多分私は掛けてしまうのですが、もしかしたら、そういう言葉を掛けられても、本人は少しも慰められないかも知れないなと思ったのです。
本番での悔しい思いは、本人が一人で受け止めるしかないのかも知れません。そして、それを今後の糧にしてゆく。もしかしたら、その経験こそが大切で貴重な経験になるのかも知れません。
これって子育てに似ていませんか。って、私は子育てしたことないのですが(笑)子供が傷つくのを見るって、親はすごく辛いと思うんです。でも、子供は成長する過程で色んな経験が必要ですよね。傷付くような経験も。
よく師弟関係は、芸の親子とも言われるんですが、もしかしたら師匠も私のことをそんな風に、「失敗は辛いだろう。傷つくだろう。でも、それを自分で受け止めて、糧にしていくしかないんだよ。」という気持ちで見守ってくださっていたのかなと、ふと思ったのでした。