隠れ鍵っ子の泣きアニメの懺悔日記 -5ページ目

隠れ鍵っ子の泣きアニメの懺悔日記

人には他人には言えない趣味があってもいいじゃないですか。社会的な地位、ご近所様に対する世間体。本当はそんなくだらないことにとらわれたくないけど、やっぱり気になるから人には言えない。だからブログで懺悔します。実はKeyで涙腺崩壊するのが趣味なんです。

1年前に二期の感想を書いていましたが、今回は劇場版のfineの感想・レビューです。

結論から言って☆3つの作品です。(このブログの評価は「どれだけ泣けるか?」であり、映画そのものの評価ではありません)

 

とてもよくできた作品と思います。中盤思わず泣けてきます。

 

この作品の特徴はヒロインの加藤恵にあるといってもいいでしょう。1期2期で主体性のない、目立たない、平凡なヒロインが、「なんだかな~」とつぶやきながら、天才たちの間で飄々と過ごすギャップがおもしろおかしい作品へと仕上げていきます。

 

この加藤恵がいなかったら、全然面白くない平凡な作品になっていたところでした。

今回の3作目の劇場版はこの加藤恵がいよいよヒロインにのし上がるのですが、やっぱり「なんだかなあ」になってしまう作品です。

 

 

 

以下、ネタバレ篇です

 

 

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「アニメヒロイン史上最もめんどくさく、あきらめの悪いヒロイン」

 

言ってることと思ってることがほとんどあっていない恵の発言。これが超めんどくさく感じられる一方、「普通なら『なんだかなあ』っていってあきらめるとこだよ」と言っておきながら「なんだかなあ」といって倫也と付き合い続けるあきらめのわるい恵。

 

何事にも執着しない、ステレス性が高いといいつつ、嫉妬深く、そのくせそれを表に出さない(つもりの)メインヒロイン。

 

作中でもいたるところに出てきます。

 

icy tailの打ち上げで、英梨々が倫也と詩羽先輩がキスしたことを暴露しても

 

「あんまり、英梨々をからかうのはやめてあげたらどうですか?一緒に頑張ってる仲間じゃないですか」

とにっこりほほ笑む。

しかし、あとあと、ねちねちとことあるごとに倫也を責める。

 

詩羽先輩と英梨々を助けに大阪に行くときも、恵はめんどくささを発揮する。恵は智也が行かざるを得ないことを理解している。

 

「学校いかないんだ」

「うん」

「大阪いくんだ」

「うん」

「英梨々と霞ヶ丘先輩と一緒にゲーム作るんだ」

「俺が行かないとフィールズ・クロニクルはただのいいゲームになっちまうんだ」

「いいゲームならいいじゃない」

「本当なら大傑作になるはずなんだ。約束された神ゲーなんだ」

「倫也君ががんばればその神ゲーってやつになるの?」

「そんなのわかるわけない。英梨々は詩羽先輩は俺が必要だって言ってくれたんだ」

 

「それが智也君がやりたいことなんだ。それが、私達のゲーム作りを投げ出してまでやりたいことなんだ」

「智也君言ったよね。全力で神ゲー作るって言ったよね」

「うん」

「私たちで作るっていったんだよね」

「けど、フィールズ・クロニクル13は英梨々と詩羽先輩の今までで一番のチャンスでハレの舞台で

 

「でも、私たちのゲームは私たちのチャンスだよね。1年間一生懸命頑張ったたどり着いた晴れ舞台だよね」

 

「ねえ、私はどうしたらいいのかな。わがままな3次元の女の子みたいにお怒って泣いて智也君を困らせたほうがいいのかな、それとも2次元のヒロインみたいに笑って送り出したほうがいいのかな?」

 

「ごめんね智也君」

「私、あなたのメインヒロインになれない」

 

この一連のセリフの強烈な矛盾感がたまらないですね。本音は「行かないでほしい、でもいかないといけない。だから待ってる」なんだけど決して素直に出さずに、反対の言葉を言うめんどくささ。「事情はわかってるけど、なんで私に対してもっと優しく寄り添ってくれないの?」3次元の彼女らしい展開になります。

 

さらに羽島家での会話がもう真逆になります。

「あんな人いなくてもどうでもいいって証明してあげる」

「ぐちじゃないから、正当な怒りだから」

 

「私が起こっているのは代表としてサークルに責任があるんじゃないかって」

「付き合っていない。そもそも私と智也君は…」

 

「あんなどうでもいい男のことであせる必要なんてないんだけれど」

「ほおっておいてくれないかな。私が智也君のことどう思っていようが霞ヶ丘先輩には関係ないんじゃないかな」

 

詩羽先輩に言わせれば

「本当の彼女は黒くて強欲でめんどくさい嫌な女の子」

 

じゃあ、なぜメインヒロインでいられるのか?

それは、パートナーと一緒に夢を見続けられる価値観の一緒な女の子だから。あきらめが悪く最後まで一緒にいようとする女の子だから。

turetearsでいえば、乃絵のように価値観を一緒にした比呂美なのでメインヒロイン性が十分なのです。

 

「許せないけど、そんなの知らないよ」

 

最高にめんどくさいメインヒロインの完成です。

 

神様になった日が最終回を迎えました。

 

そこで、全話通しての感想を述べていきたいと思います。

 

総合評価☆3つ半

 

流した涙は1パトラッシュ単位でした。

 

全体を通して良い作品でした。一部期待外れという意見もありますが、ワンクールでここまで

仕上げたのは立派かと。

 

その理由についてはネタバレ編で

 

 

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ネタバレ編

 

 

「奇跡の起きないKey作品」

 

普通Keyの作品というと

①楽しい日常生活

②ある日起きるどん底の転換

 

そして

③何もできず呆然と見送る絶望

あるいは

④奇跡が起きての大逆転

 

のパターンですが、今回はどちらも起きずに、不発であり、逆に現実的で深い物語となりました。

一見ハッピ―エンドですが、ゲームだったらバッドエンドかノーマルエンディングでグランドエンディングではない感じです。

絶望への落とし込みとそこからの奇跡の落差が不足しているように感じました。12話ではここら辺が限界でしょうか。

 

もしかして、劇中劇の「KARMA」を世界系でなく悲劇で終わらせたら、その対比で面白くなったかもしれません。

 

一方でひなと一緒に生きていくという視点で見ると感慨深い作品で幸せとは何かを考えさせられる作品です。そして、作品としてはよくまとまっており、後ろから書かれたきれいなシナリオでまとまっていると感じました。

 

これらを鑑み評価は☆3つ半とさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

昔、水曜どうでしょうで「夏野菜カレー」の料理番組を企画しました。当然普通でなく、畑の開墾から始めたとんでも企画でした。

 

それと同様に今回は16トラックを耳コピ、手打ちで作り、それを練習して1月の発表会に出すという飛んでも企画です。

 

まあ、無理でしょうね。

 

普通なら楽譜とデータが合ってエレクリーンは弾くのですが、今回は楽譜とデータの整備からという、夏野菜カレーを作るのに畑の開墾から始めるのと同様です。

 

ということで、本日はスコアメーカーで起こしたメロディのデータをXGWorksに変換してエレクトーンで演奏できるようにもっていきました。

 

これで明日から、やっと練習可能となります。

 

今年の正月は完全にエレクトーンづけとなりそうです。

 

世界の終わりまで34日

Until the end of the world 34 days

 

 

 

 

神様になった日の11話も引き込まれました。

 

Keyが思いっきり振りかぶってます。現在、絶望のどん底です。このまま終わってもかなりいい作品ですが、ここから大逆転シナリオが始まる予感がします。kanonは最終話のEDが終わった後がすごかったですから。

 

ということで、本日はメロディ楽譜のMIDI化まで進みました。KAWAIのスコアメーカー使って楽譜をデジタル化していきます。スコアメーカーはよいのですが、認識率が100%でなく手直しが必要です。ところどころ、ボコッと認識できないところがあります。特に記号系は弱いですね。ただし、直感で操作できるのは助かります。

 

エレクトーンとの相性でしたらXGWorksがいいのですが、楽譜入力はスコアメーカーのほうがいいです。これでMIDIに落としてXGWorksで修正していきます。スコアメーカーは楽譜を作るもので、WGWorksはそれをもとに音をつくっていきます。

 

こうして、改めて楽譜を見るとその難しさがわかります。弱起の嵐。A3からE6までの幅広い音域。♩=164のハイテンポ。そして黒鍵の嵐。歌っているやなぎなぎさんが「難しい」というのもわかります。

 

後、35日で何とかなるのでしょうか。

 

 

My Soul,Your Beats!の練習を開始して1週間。なんとなく両手で弾けるようになりました。これで発表会までは1か月。後は足をつければ完成。余裕ですね。

 

しかし、レッスン当日、もっともやってはいけないことをやってしましました。(懺悔)

 

「先生、この『君という神話』って曲どうです?いいでしょ」

 

「はい、すごくいいです。むちゃくちゃいいです。発表会はこの曲にしましょう」

 

ということで曲目変更です。この時期に…

 

MIDIも無く、スコア楽譜もなくどうすんの。

 

とりあえず、ピアノ楽譜手に入れてはみましたが。

 

♭5つから♯4つに変調するメロディ。拍数164というこれをな速さ。これを一月でできるのか。

 

とりあえず、メロディとコードを押さえればいいのだけどこの短期間でできるのか?

 

多分、ザンテレベル4の難しさだと思います。

 

さて、発表会まで36日。

 

神様になった日風に言えば、

 

世界が終わるまで36日です。

 

P.S.

 

参考までに実際にミクちゃんが弾いてみたのが以下の動画です。これ作った人すごいです。