ef 宮村みやこ(ネタバレあり) 感想・レビュー | 隠れ鍵っ子の泣きアニメの懺悔日記

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人には他人には言えない趣味があってもいいじゃないですか。社会的な地位、ご近所様に対する世間体。本当はそんなくだらないことにとらわれたくないけど、やっぱり気になるから人には言えない。だからブログで懺悔します。実はKeyで涙腺崩壊するのが趣味なんです。

今を代表するアニメーション制作会社を上げよ。


そう言われたら、京都アニメーションとシャフトを上げたいと思います。化物語で初めて知り最初違和感を感じたのですが、まどか☆マギカでそのデザインのすごさに感動していました。そして、そのシャフトの本気と言われるef。評判通りの美しさでした。


そんななかで各ヒロインの内面の美しさが遺憾なく発揮されたこのアニメ。各ヒロインについて話をしていきたいと思います。


 第一回目は宮村みやこです。


「容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能と、あらゆる面においてハイスペックを誇る女の子。しかし周囲には、きまぐれでわがままな性格のほうが認知されている。

なにかに縛られるのが嫌いなタチで、授業を欠席したり早退したりも当たり前。

何事も飽きやすい性格ではあるが――その分、本当に興味を惹くものを見つけると、思いつきで突撃したり、ちょっかいをかけたりもする。

ムードメーカーにしてトラブルメーカー。」


 公式ページのキャラクター紹介より


 第一印象からいい子でしたので「この子がメインヒロインなんだなあ」と思って見ていると、新藤千尋が現れ、「いい子だけど、この子では泣けないな。」と感じていました。


 しかし、どっこい。見終わって滂沱の涙でした。



 以下はネタバレを含みます。まだアニメを見られてない方、ゲームをやられてない方、これから先は読まれないことを強くお勧めします。ふたつしかつけていない☆5つの作品です。人生の大切な何かを失います。


 そして、今回はリトバスの核心部分にも触れますので、リトバスのゲームをやられてない方またはアニメを見ていない方も同様です。




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ネタバレ編



 宮村みやこ


 実はリトバスの西園美魚と同じようなネグレクトされた環境で育ち、それぞれ心が病んでいます。美魚の解離性同一性障害の方が重症ですが、根は一緒です。


 ネグレクトを受けてるということは、親に認めてもらえないということです。まだ、思春期前の小さなころ、親は神にひとしい絶対的な存在で、親に認めてもらうため、あらゆる努力をします。


 みやこの場合、勉強、スポーツ、料理と頑張りました。でも、認めてくれなかったのですね。


 そのため、「どんなに努力しても人に見捨てられる」ということがトラウマになっていて、「だから、人と深く接しないで逃げる」という一種のPTSDの回避行動に出ています。


 彼女にとって一番怖いのは「嫌われること」でなく「無視されること」 だから携帯電話に99回も留守電いれるんですよね。


 あの、99回の留守電のシーンは圧巻でした。最初は強気のみやこもどんどん弱気になっていく。最後は心の叫びでした。そして、その切実な叫びを新藤景がピッっと全件消去する。まるで存在しなかったのように。

 すごい良い演出でした。


 そして、景によって紘が自分を選んでくれなかったと思わされる。


 傷心。でも、忘れられない。だからもう一度公衆電話から電話。


 「消えてなかった」


 彼女はそれがわかれば十分。そして、一気に紘攻略にかかる。一夜を共に過ごした部屋に景が現れる。追いかけようとする紘。止めるみやこ。


 「私だけをみてて」


 この時、単純に独占欲のなせる話と思っていたのですが、それだけでもなかったです。


 それがわかるのはその後の行動。


 紘が戻ると部屋はきれいに片づけられ、みやこはいない。立つ鳥跡を濁さず。一本の電話。みやこから。


 「もう、会わないようにしよう」


 ここらへんがネグレクトを受けたために乗り越えられず逃げてしまうみやこの心理です。


 でも、本当はもう一度だけ話したい。それが公衆電話から最後の電話。100度残ったテレカの度数がどんどん減っていく。減るたびにだんだんみやこの心の叫びが表に出てくる。そして、40切ったところからの紘の大逆転攻勢。全てを受けとめようとする紘


 ここらへんから涙ボロボロ。


 そして


 「俺はみやこが…」


 できれる公衆電話。呆然とするみやこ。でもそのあと紘の肉声が後ろから響き渡る。


 もう、ここのシーンは涙止められませんでした。何度見てもいいシーンです。


 ちなみに最後の電話のテレカですがデザインがなぜかCLANNADのだんご大家族でしたね。ちょっと笑えました。あのテレカほしいです。



 次回は、新藤千尋です。当然ですが涙ぼろぼろでした。



ef a tale of memoriesの Blu-ray BOXのご紹介です。

シャフトの本気と言われるefですが、その美しさはブルーレイでないと発揮できないといわれています。夕焼けの美しさ、教会内の塵まで再現されています。ため息が出る美しさです。

☆5つの感動の本作品はやはり手元に置いておきたくなります。何度見ても感動と涙を誘います。

今回、プレミアが付いていた初回限定版BDが少し安くなってきたのでご紹介します。

ef - a tale of memories. Blu-ray BOX (初回限定生産) (24,589円 2014年7月現在)



 

ef-a fairy tale of the two シーツ   残り1点です。



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