個別ルート最後は評価の高い朱鷺戸沙耶です。
ただ話としてはいい話ですが、このブログの本来の目的である「泣けるか」「感動するか」という点においては4位です。
佐々美、美魚、葉留佳の後くらいでしょうか。
そしてクリアした直後の感想は
「?」
です。色々疑問点のあるストーリーです。つながらないというよりも、想定外の論理展開が原因でしょうか。
話としては面白いですし、個別ルート屈指というのもわかります。沙耶もかわいかったです
でも、ちょっとという感じです。なんかアバターみたいな感じです。
これ以上はネタばれ無しでは話が進みませんので、以下ネタばれ編です。リトバス屈指の名作ですので、以下はクリアした後に読まれることを強く勧めます。
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クリアした直後の感想は、「沙耶アフター」が作られると思いました。完結していないイメージがあります。物語を要約すると以下のような感じでしょうか。
物ごころついたときから戦乱の国で医療活動に従事する父についていった沙耶。身の安全やすぐに移り住むことを考えて学校にも行かず、子供の友達もできなかった沙耶。いつも命の危険と隣り合わせの世界で生きていた沙耶。そんな彼女が母国日本に返ってくる。安全な街。発達した街。でも退屈な街。そんな中、沙耶にも友達ができた。それは男の子。その男の子とサッカーをやっていた日々。その子の名前は理樹。再び戦場に戻り元の生活に戻る。初恋も青春もない世界。ようやく再び日本に帰り平和な日々を送り始めようとした時、土砂崩れに巻き込まれ瀕死の重傷を負う。そんなとき、恭介の作りだした世界に迷い込み理樹と再び出会う。
最初から考えられていたキャラ。ヒロインの中でもNo.1の相性を持つキャラ。理樹がボケ役に回るキャラ。二人の会話を見ているだけで楽しすぎます。でも、完璧すぎて立ち位置がなかったのでしょうか。
もし、リトバスで幼馴染としてそのまま5人の居ても違和感のないキャラです。普段はクラスの人気者で澄ましているけど、リトバスメンバーの中では地が出て、「あやさんて意外と面白いのよね。」とクラスから言われそうな感じの子です。ただし、鈴とは相性が合わなくて嫌われそうですが。
ヒロインの中で、佐々美、来ヶ谷、佳奈多はどちらかというと友達タイプ。別に理樹と一緒になる理由があまりない子たち。
逆に美魚、葉留佳、鈴は精神的に不安定で守ってあげたいタイプ。なので友達というより、恋人として扱うタイプ。この3人が理樹の心の支えになるというところはあまり考えられないタイプ。
一方、小毬とクドは恋人としても親友としてもいられるタイプ。この二人だと等身大の理樹が出せるタイプになります。二人で支えあえるタイプ。でも、若干価値観ずれを起こすかもしれません。小毬ちゃんは恭介との方がしっくりきます。
そして、沙耶は小毬やクドと同じタイプで、尚かつ相性ばっちりだと感じます。多分、こういう子と付き合いだすと飽きないし末永く続くでしょう。
まじめに途中の沙耶の過去シーンで「これはクラナドアフターストーリークラスの予感」とわくわくしてきました。
しかし、最後は結ばれませんでした。これが納得いかないんですね。
なぜ生物兵器を選んだのか? なぜ雪の上で制服を着て死んでいるのか。なぜこういうストーリーなのか。救いようのない結末にしか思えないのです。もちろん非現実世界での話ですので死んでいないといえば死んでいないのですが、結ばれなかったですよね。
そして、タイムマシンで過去の世界で戻るシーン。戻った世界で、もし、再び海外に行かず理樹たちの街に残っていたら…
別の理樹との物語「沙耶アフター」の始まりです。