ここからは、「特性要因図」を自己分析に
応用する方法について見ていきたいと思います。
自己分析に応用する時は、簡略化した形で行います。
(簡略バージョンでは、①の特性が左側に来ています)
図にある①の所に#162で明確になった
取り組む優先順位が高い<欲求>に由来し、かつ
感情の揺れ幅が大きかった「不快な出来事」を記入します。
感情の揺れ幅が大きいという事は
その人にとって影響力が大きい事柄という事になります。
また層別(#164)で特定の状況に起因しているものは除きます。
例:#1の投稿を例にすると
①が(派手な高齢女性を目撃する)となり
②にその時感じた「不快な感情」を付箋から記入します。
例:(イラダチ)(困惑)(疑念)
③になぜ「不快な感情」を感じたのか、理由を考えて記入します。
ここで大事な事は、自分を主体にして理由を考える事です。
「相手が〇〇だから」という理由にしてしまうと
そこで原因究明が止まってしまいます。
例:
(目障りに感じる)
(自分の当たり前から大きく外れた人を見た為)
(その人の価値観がわからない)
この理由を突き詰めていく過程で、#160にある
<否定的な本音を正当化したり
目を背ける為に同意した前提>に辿り着く事ができます。
理由を考えようとしても、それが無意識の中に存在していると
探し出すのに一苦労するのですが
ここで行う作業が原因特定の肝となるので
直ぐに理由が浮かんで来なくても、その時はいったん終了して
時間をかけて根気強く探していきます。
私の場合は、歯磨きやお風呂の最中に理由が
浮かんでくる事が多かったです。