#164 分析・原因特定 5 | 心の赴くままに

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ここからは、QCの7つ道具の1つ

「層別」の活用方法について見ていきたいと思います。

 

「層別」とは、たくさんあるデータをある特徴によって

いくつかのグループに分ける事によって

品質に影響を与える要因を掴む手法のことです。

 

製造現場では品質を測定する時、測定値の値が揃っていない事を

「バラツキ」といいます。

測定した値を「層別」したことによって「バラツキ」に違いが出たら、

その「層別」に使った要素が、データの「バラツキ」を生んでいる

原因の一つだと考えることができます。

 

これを自己分析に応用する時は、収集した「不快な感情」の付箋を

時間や時期のグループに分けてまとめます。

(何度も貼ったり剥がしたりできるので付箋を利用しています)

 

例えば、朝に「不快な感情」を感じる事が多い場合は

出勤前の時間が無い時に感情的にイライラしやすいなど

普段だったら気にしない事に対しても「不快な感情」を

感じている場合があります。

 

この様に通常だったら発生しない結果が

ある要因によって発生しているかどうかの「有無の確認」が

「層別」をする事によってできます。

 

また、要因による違いが発生している場合は、

どの要因が影響を与えているのか特定する事ができます。

 

時期のグループ分けの他の例では、

・曜日ごとに分ける(日曜日の夜に気分が沈みやすい)

・月の初旬、中旬、下旬で分ける

(月末は仕事の影響でイライラしやすい)

などがあります。

 

次に、時間や時期以外で自分の感情に影響を与える要素が

ありそうな項目をいくつか挙げてグループ分けしてみます。

例えば、接する人、場所、環境(気温や気圧、花粉)などです。

 

上記を参考にして、自分の生活スタイルにあったグループ分けを行い

自分の感情に影響を与えている要因を特定する事が出来ます。

 

そうすると、そこに絞って対策を行う事が出来る様になり

その要因によって「不快な感情」を感じても

理由が分かっているので、比較的冷静に

対処する事が出来る様になります。