#163 分析・原因特定 4 | 心の赴くままに

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前回の投稿にある様に「不快な感情」は

いくつかの要素で構成されているので、優先順位を決める為に

それらをバラバラにして<欲求>ごとにまとめる必要があります。

 

これを私は「感情の因数分解」と呼んでいます。

 

「因数分解」の説明をネットで見ると

<1つの足し算や引き算が混ざっている式を、

カッコでまとめて掛け算の式に変形すること>とあります。

X₂+5X+6=(X+2)(X+3)

 

「感情の因数分解」も色々な要素が混じっている感情を

5つの<欲求>という視点でシンプルにまとめる事を指します。

 

では「不快な感情」を<欲求>ごとに分解して
仕分けする方法について、見ていきたいと思います。
 
#159で収集した「不快な感情」の付箋の
下半分(粘着部でない所)を折り曲げて
その裏側の部分に①~⑤と書きます。
 
①「生理的欲求」
②「安全の欲求」
③「社会的欲求」
④「承認欲求」
⑤「自己実現欲求」
として、1つの付箋に対して4ポイントを
各項目ごとに振り分けていきます。
1つの「不快な感情」で5項目全てに由来する事は
ほとんどないので、4ポイントを振り分けしていきます。
 

このポイントの合計が一番多い<欲求>が

取り組む優先順位が一番高いという事になります。

 

この「感情の因数分解」を実施してみると、

それ以降の「不快な感情」に対しても

<この感情はどの欲求に起因しているのだろう?>

と自分の感情と分析的に向き合う事が出来る様になり

 

#157にある様に

「感情」も「出来事」も1つの情報として取り扱う事が

自然と出来る様になることもあるので、とてもお勧めです。

 

また、自分が関わる人の言動によって、自分の感情が波立つ時

相手の言動に対しても「感情の因数分解」する事で

相手の言動に対して思いやりを持って接しやすくなります。

 

自分は③の<欲求>が高くても

関わる人が②の<欲求>が高い場合

その違いによって「不快な感情」を誘発する様な出来事を

体験する事が多くなる事もあり、

「感情の因数分解」をする事によって課題を

明確にする事ができます。

 

(この記事を書く過程で知ったのですが、

「逃げ恥」でも「感情の因数分解」というセリフがあったそうです。

私は見ていないので、ネット情報です)