#121 自己肯定感 2 | 心の赴くままに

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前回の投稿で、「不幸」に対する
「執着」について触れました。
 
誰だって「幸せ」になりたいと望んでいるに
そんな事があるのかと
疑問に思われるかも知れません。
 
ただ、本人も気付かない内に
そういった心理が働くことがあるのです。
 
私は「不幸」に執着するケースは2通りあり、
そして、2つ目のケースには
更に2つのパターンがあると考えています。
 
まずは1つ目のケースから
見ていきたいと思います。
 
前出の「無気力の心理学」(#106)の本の中に
 
「当人としても一生懸命やっているのに、
いっこうに目標が達成できなかった
このときなおかつその原因を自分の努力不足のせいに
することはむずかしい。
 
とすれば、それは能力の不足のせいにせざるをえず、
手ひどい無力感を味わうことにもなりかねない。
 
実際、これは大学生を使った実験でも
確かめられている。
 
(中略)非常に努力したことがわかっている。
にもかかわらず、試験の結果はわるかった
(中略)この結果に対し、「いやだ」「はずかしい」
といった感情を強く示し、ひどい失敗感を

あらわすのだった。

 

(中略)これに反発し、あらかじめ

努力しないことによって、自分が能力がないと

人から思われないようにしたい、

また自分でもそう思いたい、

という行動も出てきかねない。」(P47、48)

とあります。
 
「挑戦に失敗した」
「能力が無い」
人からもそう見られたくないし
自分でもそう思いたくない。
 
そういった状況を避ける為に、
現状に不満や憤りを感じていても
いわゆる「不幸」という状況に
留まろうとする事もあるのではないでしょうか。
 
なぜなら「不幸」を言い訳にして
今と同じ選択をし続ける事ができるからです。
 
私たちは幸せになろうとした時
幸せに繋がる行動が必要です。
 
それは時として、
億劫であったり、不安だったりします。
また、見たくない現実との直面に
繋がるかも知れません。
 
「こうしたい」という望みがあるにも関わらず、
直面したくない現実を避ける為に

何らかの理由をつけて「不幸」な状況を

選び続ける事があるのではないでしょうか。

 

それが「不幸」に対する「執着」の1つ目のケースです。