私は、対人関係において
「自己肯定感」がとても重要な要素だと
考えています。
何故かというと、自分を肯定していない状態では
対等な人間関係を築く事が困難となってしまうからです。
ここでは「自己肯定感」との
向き合い方について、見ていきたいと思います。
「自己肯定感」をネットで調べてみると
「ありのままの自分を肯定する感覚」とあります。
逆に考えると、「自己肯定感」が低い場合
自分に対して「ありのままではダメだ」と
感じているという事になります。
実際は#2で書いた様に
<唯一無二の「個性」こそが
私たちの価値ある本質>であり
「個性」としての得意分野があるから
誰かの役に立てますし
不得意分野があるから、誰かに助けてもらったり
協同作業をする楽しみを味わう事ができます。
しかし「自己肯定感」が低い場合
自分が自分に対して人並みだと感じる為には
色んなものを足さないといけないと
思い込んでいるという事です。
例えば、
「知識」や「能力」
「地位」や「権威」
「財産」や「ステータス」
「恋人」など
これらの様な内容の中で、
自分に足りないと思うものを得る事ができて初めて、
自分は周りと対等だと実感できると
思い込んでいるという事ではないでしょうか。
その為、「自己肯定感」が低い状態では
先ほど挙げた様な内容に対して
「執着」を持ってしまう事があります。
それが無い状態では、
自分の存在価値が揺らいでしまうと
感じてしまうからです。
逆に言うと、「執着」を持っているという事は
自分自身の「自己肯定感」としっかり向き合う
必要があるという事ではないでしょうか。
自分が
「これだけはどうしても手に入れたい」
「これだけはどうしても手放したくない」
「これだけはどうしても、こうでなければならない」
という思いがあるとき、
それが純粋な「望み」なのか「執着」なのか
振り返ってみる事が大切なのではないでしょうか。
もしそれが「執着」なのであれば
その「執着」を生んでいる根本としての
自分が持ってる、自分に対する認識を
「ありのままの自分に価値がある」と
改める必要があるという事ではないでしょうか。
次に何かに「執着」する時、
それは周りから羨ましいと思われる様な事に対して
持つものだと思われるかもしれませんが
実はその逆があるのです。
それは「不幸」に対する「執着」です。