#120 自己肯定感 1 | 心の赴くままに

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私は、対人関係において

「自己肯定感」がとても重要な要素だと

考えています。

 

何故かというと、自分を肯定していない状態では

対等な人間関係を築く事が困難となってしまうからです。

 

ここでは「自己肯定感」との

向き合い方について、見ていきたいと思います。

 

「自己肯定感」をネットで調べてみると

「ありのままの自分を肯定する感覚」とあります。

 

逆に考えると、「自己肯定感」が低い場合

自分に対して「ありのままではダメだ」と

感じているという事になります。

 

実際は#2で書いた様に

<唯一無二の「個性」こそが

私たちの価値ある本質>であり

 

「個性」としての得意分野があるから

誰かの役に立てますし

不得意分野があるから、誰かに助けてもらったり

協同作業をする楽しみを味わう事ができます。

 

しかし「自己肯定感」が低い場合

自分が自分に対して人並みだと感じる為には

色んなものを足さないといけないと

思い込んでいるという事です。

 

例えば、

「知識」や「能力」

「地位」や「権威」

「財産」や「ステータス」

「恋人」など

 

これらの様な内容の中で、

自分に足りないと思うものを得る事ができて初めて、

自分は周りと対等だと実感できると

思い込んでいるという事ではないでしょうか。

 

その為、「自己肯定感」が低い状態では

先ほど挙げた様な内容に対して

「執着」を持ってしまう事があります。

 

それが無い状態では、

自分の存在価値が揺らいでしまうと

感じてしまうからです。

 

逆に言うと、「執着」を持っているという事は

自分自身の「自己肯定感」としっかり向き合う

必要があるという事ではないでしょうか。

 

自分が

「これだけはどうしても手に入れたい」

「これだけはどうしても手放したくない」

「これだけはどうしても、こうでなければならない」

という思いがあるとき、

 

それが純粋な「望み」なのか「執着」なのか

振り返ってみる事が大切なのではないでしょうか。

 

もしそれが「執着」なのであれば

その「執着」を生んでいる根本としての

自分が持ってる、自分に対する認識を

 

「ありのままの自分に価値がある」と

改める必要があるという事ではないでしょうか。

 

そして同時に、周りの人達のありのままを
受け入れる事が大切なのではないでしょうか。
 
子どもや恋人に対して、
「本人が笑顔で幸せであれば、本人の自由を尊重したい」
「何も付け加えなくても、十分価値がある」
 
人付き合いでも
「苦手な所もあるけど、それも個性の現れの一つだから
適度な距離感を持って、この人の在り方を尊重しよう」
 
そう思えると、人間関係の自由度が高くなり
とても楽になるのではないでしょうか。
 
全ての人に、いい所と悪いところがあります。
言い換えれば、得意な所と苦手な所です。
 
私たちは、成長過程で全ての科目で
良い成績を収める事が高い評価に繋がっていたので
苦手な分野を良くない所と捉えてしまいがちですが
 
先にも書いた様に苦手なところは
誰かに助けてもらったり、協力し合えたりする
感動に繋がる余地のある所です。
 
自分自身も周りの人も、欠点やダメなところがあっても
必ず長所や良い所があるので、
その両方がある状態で価値があると思える様になると
 
「ありのままの自分に価値がある」と
心から納得できるのではないでしょうか。

 

次に何かに「執着」する時、

それは周りから羨ましいと思われる様な事に対して

持つものだと思われるかもしれませんが

実はその逆があるのです。

 

それは「不幸」に対する「執着」です。