#122 自己肯定感 3 | 心の赴くままに

心の赴くままに

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ここからは、「不幸」に対する「執着」について、
2つ目のケースを見ていきたいと思います。
 

2つ目のケースは

「不幸」を誰かを責める為の「免罪符」に

してしまうという状況です。

 

ここについては、2つのパターンがあるので

まず1つ目のパターンから見ていきたいと思います。

 

それは自分が「不幸」な状況にあり続ける限り

その「不幸」の原因をつくった人を

責め続ける事ができると、捉えている状況です。

 

この内容に触れる前に、#32でも書いた様に
<幼少期や成長期に経験した

心にとって辛い出来事を解放するということは、

その人にしか分からない

周りの人が立ち入ることが出来ない領域>である

という事を大前提として進めたいと思います。

 

今回の内容とは全く違う背景なのですが

大切な事なので引用したいと思いますが、

 

わたなべぽん著

「自分を好きになりたい。

自己肯定感を上げるためにやってみたこと」

(幻冬舎文庫)

 

にも、「親を許せないという気持ちは

普通の家庭で育った人には理解できないだろう」

といった事が書かれていました。

 

その人の心の背景は

その人にしか分からない

人それぞれ、色々な事情があり

周りが立ち入る領域ではない

 

そこをしっかり踏まえた上で

自分と向き合う1つの情報として

お伝えしたいと思います。

 

まず、誰かを責めたくなる気持ちが

湧いてくるという事は

心の奥底に消化されていない感情が

渦巻いているという事です。

 

・悲しさ

・寂しさ

・憤り

・不満

これらの感情が心の奥深くにあるにも関わらず

その事に本人が気付いていない時

 

それらの感情の代償行為として

無意識の内に誰かを責めてしまうという事が

あると考えています。

 
#30で<「意識」の中心である「自我」にとって
その「怒り」や「悲しみ」を直視することが
あまりにも辛いと感じる時、
 
それらを心の奥底に沈めて
表に出てこないように蓋をしてしまいます。>
と書きましたが、
 
こういった心の働きを心理学では
「抑圧」といいます。
 
「抑圧」された内容は
本人は全く気付く事ができないので
 
誰かを責めたくなる衝動に対して
自分に対して合理的な理由を説明する為に
あえて「不幸」な状況を維持してしまう事も
あるのではないでしょうか。